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李在鎔サムスン電子副会長、記者会見でマーズ事態を謝罪

◆ マーズを乗り越えよう ◆ 

  • 李在鎔サムスン電子副会長、記者会見でマーズ事態を謝罪
李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長は23日、サムスン瑞草社屋で記者会見を開き、マーズ(MERS)事態に対して公式に謝罪した。

サムスンのオーナー一家が国民への謝罪を行ったのは2008年4月22日、李健煕(イ・ゴニ)会長のサムスン特検事件に対する謝罪文の発表以来で7年ぶりだ。この日の記者会見はサムスンソウル病院が所属している、サムスン生命公益財団理事長の資格で行われたが、イ・ゴニ会長が経営の現場を離れただけに、サムスンを代表するグループのトップとして初の会見だった。

イ副会長は、「私どものサムスンソウル病院が国民の皆さんにたいへん大きな苦痛や心配をおかけして、頭を下げて謝罪いたします」とし、「マーズによって亡くなった方と遺族の方々、まだ治療中の患者さん、予期しない隔離措置で不快感を経験した方々に申しわけありません」と謝罪した。グループのトップとしては初の公式謝罪だ。イ副会長は18日にサムスンソウル病院を訪れ、マーズ拡散を適切に防げなかったことについて謝罪している。イ副会長は続いて、「患者さんは私どもが最後まで責任を持って治療して差し上げます。関係当局とも緊密に協力して、マーズ事態が早期に完全に解決されるようにすべての力を尽くします」と約束した。

イ副会長は、「私たちは国民の皆さんの期待と信頼に及ばなかったし、自分自身もひどい心情であり、責任を痛感しています」とし「事態が収拾されるように、病院を大々的に改革します」と明らかにした。

今回の事態の経緯の把握と再発防止を誓ったわけだ。

イ副会長は、「今回のことをきっかけに緊急治療室を含む診療環境を改善し、不足している減圧病室も十分備えたい」とし、「これからこのような感染症に対処するための予防活動とともに、ワクチンと治療剤の開発を積極的に支援」するという約束も行った。

この日、会見場に出てきたサムスンソウル病院のソン・ジェフン病院長は、マーズのこれ以上の拡散可能性を尋ねられると、「いくつかの専門家の意見を総合すると、14番めのスーパー伝道者のようなケースがない場合は、今後は散発的な発生にとどまるという意見が支配的だが、終息時点までには相当期間が要るだろう」と明らかにした。ソン院長は、サムスンソウル病院の部分閉鎖を延長するかどうかに対しては「保健当局と合同防疫団が毎日、病院事情を点検しているので、評価に基づいて延長するかどうか決定されるだろう」と語った。
  • 毎日経済_キム・デヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-23 17:39:40




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