トップ > コラム > FOCUS > ロッテホールディングスとL投資会社、事実上は同一体

ロッテホールディングスとL投資会社、事実上は同一体

ロッテ「経営権紛争」後の爆風 

  • ロッテホールディングスとL投資会社、事実上は同一体
日本のロッテホールディングスとともに韓国ロッテを支配する核心企業としてあげられたL投資会社は、事実上は同一体であることが把握された。辛東彬(シン・ドンビン)会長は、6月30日、各L投資会社の代表取締役に一斉に就任し、同じ日付に親シン・ドンビン系のロッテホールディングス取締役らがL投資会社の取締役に一人ずつ分けて就任したことが明らかになった。ロッテホールディングスとL投資会社の取締役会を、事実上は親シン・ドンビン系の人士が掌握したという話だ。

あわせて日本ロッテが2007年に事業の再調整を行うときに、各L投資会社が現在のロッテホールディングスに第三者割当方式で有償増資を行ったことも新たに明らかになった。

6日、毎日経済が日本の法務局から発行を受けた法人登記簿謄本によると、シン会長は1~12までの12社のL投資会社のうち、L3投資会社とL6投資会社を除く10社のL投資会社の代表取締役に6月30日に就任したことが分かった。 L3とL6投資社は現在、登記変更が進行中であり、登記簿謄本の発給が中断した状態だ。しかし、この投資社もシン会長が代表取締役に就任した可能性が高いと思われる。

特に注目されるのは、シン会長就任と同時に各L投資会社の取締役として、ロッテホールディングスの各取締役が席を一つずつ自分のものにしたという点だ。 L1投資会社は荒川ロッテホールディングス生産担当役員が、L2投資会社には小林ロッテホールディングスCFOが6月30日取締役に就任した。

このことから、シン・ドンビン会長が韓・日ロッテの支配構造の頂点にある日本ロッテホールディングスとL投資会社の取締役会を掌握することで、事実上は韓・日ロッテの経営権を確実に確保したものと分析される。

あわせて、2007年に日本ロッテが事業再調整のために農林水産省に提出した報告書を分析してみると、ほとんどのL投資会社がロッテホールディングス(当時は株式会社ロッテ)に第三者割当方式の有償増資を行ったことが分かった。
  • 毎日経済_東京=ファン・ヒョンギュ特派員/ソウル=ソン・イルソン記者 / 写真=MBN画面キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-08-06 17:49:40




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア