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大きく変わる漢江…汝矣島の重点開発後に6大圏域を順次開発

2019年までに4000億投入し、船着き場・韓流公演場 

  • 大きく変わる漢江…汝矣島の重点開発後に6大圏域を順次開発
2019年、汝矣島(ヨイド)にはリバーバス(高速フェリー)と水陸両用バスが出入りする統合船着場ができる。漢江辺りのコンクリートを壊して自然河岸を修復した場所は柳の林と湿地が壮観を成し、輪中路(ユンジュンロ)に沿ってテラスモールや生態トンネルなど、ウォーキングを楽しめる街が造成される。韓国政府とソウル市がこれまで1年間、頭を突き合わせて考案した漢江総合開発計画だ。総予算3981億ウォンを投入して、汝矣島~二村(イーチョン)圏を重点開発し、続いて漢江の6つの圏域も順次開発するという計画だ。

24日、崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副総理兼企画財政部長官と朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長はプレスセンターで漢江協力会議を開き、これまでの一年間に4つの関係部処(省庁)とソウル市が整えた「漢江自然性回復・観光資源化推進方案」を発表した。政府とソウル市は2019年までに、「汝矣マル」と命名した汝矣~二村地区を中心に漢江の観光資源を活用し、生態系を復元して4000人以上の雇用を創出すると明らかにした。

チェ副総理は「韓流人気が持続しており、サービス産業を新しい成長動力とする機会が開かれている」とし、「より多くの観光客が漢江を訪れて、見て楽しんで利用できるようにすると、文化・流通・レジャー・芸術など多くの分野で雇用が生じるだろう」と語った。

パク市長は、「今回の漢江協力計画は中央政府とソウル市が協力して推進し、合意を発表したという事実だけでもその意味は非常に大きい」と強調した。

汝矣~二村地区には陸上公共交通機関と水上交通を容易に乗り換えることができる総合船着き場と、韓流を導く大型複合文化施設が入る。 63ビルにできる「ハンファ免税店」と鷺梁津(ノリャンジン)水産市場整備事業と連携し、汝矣島を中心に京義線林の道を通じて弘益大(ホンイクテ)近くの龍山圏まで拡大した巨大な文化・観光として浮上する。

汝矣~二村地区はソウル市3大都心へのアクセス性と、流動人口や既存計画との連携可能性のために選択された。魅力的な施設は埠頭型水上デッキの「ピアデッキ」と、韓流文化の展示スペース「イウム」だ。

ピアデッキ・統合船着場は700トンの船まで接岸できるように造成される。ここは地下鉄「ヨイナル駅」から続く歩行デッキとしてアクセシビリティを高めた。地下鉄駅の近くで自転車や公園循環電気観覧車などに乗り換えできるだけでなく、水陸両用バスやリバーバスに通じる道が開かれる。

統合船着場にはヨットハーバーはもちろん、広場と野外公演場が設けられてカフェやレストランなどの施設が整えられる。

「イウム」はドラマを再現する韓流コンテンツ展示場と、映像・音楽を創作できるスタジオ、イベントホール、土産品ショップなどで満たされる。

輪中路(ユンジュンロ)周辺には漢江を眺めながらリラックスできる汝矣テラスとテラスガーデンができ、移動型コンテナで構成されたムービングストア(仮設店)も設置される。ギャラリーやパブリックアートスペースはもちろん、各種のカフェやレストランなどの施設もともに用意される。洪水の危険から安全を確保するために、堤防の上部を拡大するが洪水水位よりも高く施設を設置する予定だ。

ソウル市は自然性回復のために汝矣支流(セッカン)への湿地造成で水質を浄化し、セッカンの合流部には生態林・葦原・ススキ原などを造成して生物の生息地を拡大することにした。

二村地域は公園の水辺のコンクリートを掘り起こし、ヤナギなどの多様な植物を植える。これまで河川の流れが停滞して堆積し、水質汚染や悪臭が発生していた場所が生態林に変わることになる。

また政府と市は外国人観光客を引き入れるために、小船をつないで橋をわたす朝鮮・正祖君の「華城行次(ファソンヘンチャ)」をノドゥル島で再現し、漢江の橋の上ではマーケット、ピクニック、コンサートを開く「ブリッジフェスティバル」を運営するなど、観光プログラムも開発する計画だ。ユンジュンロに沿って夜間レースなど、漢江の異色ランニングイベントも導入する計画だ。
  • 毎日経済_イ・ハンナ記者/チョ・シヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-08-25 09:06:45




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