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[韓国100大CEO] 現代産業開発 鄭夢奎会長…創立40周年と史上最大の利益「二重の喜び」


  • [韓国100大CEO] 現代産業開発 鄭夢奎会長…創立40周年と史上最大の利益「二重の喜び」
最近、鄭夢奎(チョン・モンギュ)現代産業開発会長にとって良いニュースが後を絶たず聞こえてくる。まず、昨年11月に創立40周年を迎えた。1970年代に漢江の近くの砂地だったソウル市鴨鴎亭洞を大規模マンション団地に変貌させ、江南開発の信号弾を撃ってからも40年が過ぎたわけだ。最近は悪材料の多い建設業界に、このような長寿企業の安定した成長は業界全体としても喜ばしいことだ。

めでたいことはそれだけではない。何よりも実績が良かった。現代産業開発の昨年の連結ベースの営業利益は5172億ウォンだ。前年同期の営業利益(3895億ウォン)に比べて32.8%も跳ね上がった数値であり、創業以来で最大の営業利益だ。営業利益率も10.9%と、業界最高だ。現金と現金性資産は1兆3400億ウォン水準で、昨年(7410億ウォン)に比べて80.8%急増した。秀でた業績に財政の健全性まで改善されて、喜ばしいニュースがまた重なった。最近、国内三大格付け機関は定期評価を通じて現代産業開発の長期信用格付けの見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変更し、短期信用格付けもA2+に上方修正した。

ホテル新羅と手を組んで野心満々で準備した免税店事業も、いくつかの懸念を払拭して巡航中だ。昨年末の時点でHDC新羅免税店は売上げ3162億ウォンを記録し、2位の新世界DFの新世界免税店明洞店(2078億ウォン)を余裕をもって抜いた。今年1月には月別実績を基準にして初の黒字転換に成功した。2015年に免税店特許を得た新規事業者のうち、黒字転換に成功したのはHDC新羅免税店が初めてだ。設立当時、免税店の設計図とインテリア図面まで直接取りまとめるなど、鄭夢奎会長の関心と情熱が実を結んだという評価が出てくる。

鄭夢奎会長は好成績を継続していくために「切磋琢磨」に乗り出した。今年は1万4127戸の共同住宅を供給する予定だ。自社開発の事業地に2769戸、請負事業3542戸、都市再生事業7816戸の構成だ。全体の半分以上を再開発・再建築団地として分譲するために、今年一年も安定した分譲成績を得られると期待される。中長期的には不動産金融分野に進出する目標を立てた。外部資本を活用して流通・ホテル・住宅賃貸事業などの関連会社の新規事業を展開し、不動産インフラなどの運営資産規模を拡大する原動力にするという方針だ。

鄭夢奎会長個人としては、今年もこれまでの旺盛な対外活動の動きを続けるとみられる。スポーツ分野での大活躍が目立つ。2013年に選出された大韓サッカー協会会長は、昨年の再選に成功した。去る9月からは、アジアサッカー連盟の副会長としても活動している。2016年リオ五輪では大韓民国選手団長として選手団を導き、韓国の善戦を後押ししたりもした。
  • 毎経エコノミー 第1901号
  • 入力 2017-04-23 08:52:44




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