最近、韓国の大衆歌手で初めてグラミー賞のステージに授賞者として上がった防弾少年団(BTS)の英文名は、かつて韓国語の発音をそのまま移した「Bang Tan Sonyeondan」だった。外国では文字通り防弾を意味する「Bulletproof」と少年団を意味する「Boys Scouts」を合わせて「Bulletproof Boys Scouts」と呼ばれたり「Bangtan Boys」として知られていた。
そんなBTSに「Beyond the Scene」という英文名をつけた人がいる。ブランドデザイン会社を運営するシン・ミョンソプ氏(42)とピョン・サボム氏(39)の、プラスエックスの共同代表がその主人公だ。
2017年にプラスエックスは、防弾少年たちが持つ既存の意味的な「10代の抑圧と偏見を防いでくれる男の子」から、さらに「現実に安住せず、夢に向かって絶えず挑戦する青春」という新しい意味を付与した。現実のシーン(scene)を絶えず越えようとする(beyond)青春を意味して「Beyond the Scene」として表現したものだ。防弾チョッキの代わりに未知の扉を形象化したシンボルも製作した。夢に向かって扉を開けていこうとする形に着目した。 BTSファンクラブ「アーミー(ARMY)」のシンボルも一緒に作った。 BTSが開いた扉を反対側から見た形で、アイドルグループとファン層の相互関係をうまく表現したという評価を受けた。 BTSのデザインリニューアル作業で昨年、ドイツの「iFデザインアワード」だけでなく、イタリアやドイツの国際デザイン賞で受賞した。