解説 | ハングル:적자생존 ハングル発音:チョクチャセンジョン 意味:発言しない者が生き残る 解説: 絶対に進化論的な意味の適者生存(チョクチャセンジョン)ではない。だからといって、生存法則に反するという意味でもない。 生存のために必要な態度の一つ、一種の処世術だ。 妻子ができて、ただでさえ卑屈な人生に言い訳ができたからと組織で生き残ることだけが最善だと考える、今日の小市民の大多数が持っている処世術でもある。 言葉が長くなったが、意味を紹介すると「文句を言わずに書く(적는、チョクヌン)者(자、チャ)が生存(생존、センジョン)する」という意味だ。自身の主張が正しいと考えても、黙って上司が言うようことに沿っている忠犬が命を取り留める世界を描いた言葉だ。 この言葉は、実力がなく、学歴にも支えられず、コネもない情けないサラリーマンにのみ適用される言葉ではない。最高権力機関である大統領府でも、この言葉が通用するという声が聞こえる。 時事問題を扱うある週刊誌は、権力機関の内紛を扱ったカバーストーリーで「国務会議や首席秘書官会議を描写して『チョクチャセンジョン』するという笑い話が世間でされている」と書いている。 |