解説 | ハングル発音:アルトゥルポン 意味:格安フォン(MVNO) 解説:移動体通信事業者(MNO)であるKT、SKテレコム、LGユープラスの有・無線網を手頃な価格でレンタルして、少しだけの利益をのせて転売する事業だ。「別定通信事業者」や「仮想移動通信網事業者(Mobile Virtual Network Operator、MVNO)」が正式名称だ。 初期には、KTFの別定通信事業者であるエネックスなどで、36か月の縛りに多大な違約金を付けてホームショッピングで古い携帯電話を大量に売り飛ばし、イメージがあまり良くなかった。 その後、政府のMVNO活性化政策に基づいて、既存の別定1号の事業とは別の別定4号が制定され、基本料5000ウォンに通話料が毎秒1.8~2ウォンのサービスが登場するようになった。別定4号サービスの名称を公募した結果、「アルトゥルポン(알뜰폰)」という名前がついた。アルトゥルは節約や手ごろな、という意味で、ポンは電話を意味するフォンの韓国語発音だ。 アルトゥルポンは既存のネットワークを賃貸して使うため、通話品質には特に問題がなく解約もしやすい。キャリアのメンバーシップ制度が必要なかったり、余り使用しない人が利用するのに最適な携帯電話だ。 アルトゥルポンが人気を呼ぶと、SKの子会社であるSKテリンクでMVNOのサービスに乗り出した。2012年6月からプリペイドサービス、2013年には後払いサービスを開始すると公表したが、放送通信委員会は最初、MNOの関係企業によるMVNO市場への進出を禁止していた。しかしその後の2012年5月、それまでの立場を変更して許可を下した。 |