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トランス脂肪は悪魔のレシピ!

心臓病・脳卒中・糖尿・癌…病気を招くトランス脂肪 

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米国食品医薬局(FDA)は「トランス脂肪を退出させると、去る7日に明らかにして個人の食生活と食品業界全般に大きな影響が予想される。米国FDAが”トランス脂肪退出」という劇薬処方を下したことがは、トランス脂肪の危害性のためだ。

インジェ大学ソウルベク病院家庭医学科のカン・ジェホン教授は「トランス脂肪の摂取は世界保健機構(WHO)の勧告どおり、1日の摂取カロリー(㎉)の1%を超えないようにし、心筋梗塞、狭心症、脳卒中、糖尿病、癌などの様々な疾患の発生リスクを高めるだけに、なるべく少なく食べるのが望ましい」と述べた。

トランス脂肪の摂取が心臓病を起こすと指摘されている理由は、トランス脂肪が牛脂(牛の脂肪で得た油)やラード(豚油)と性質が似ているためだ。牛脂とラードは炒め物の料理をする時は溶けていても、牛や豚より体温が低い人の体の中に入れば、再び固まる。代表的なトランス脂肪であるマーガリンは、熱い温度で溶けるが少し経つとまた固まる。トランス脂肪が心・脳血管疾患に危険な理由も体の中に入ってきて血液をねばねばに作り出すからだ。

米国で約8万人の女性たちを対象に実験した結果、トランス脂肪を最も多く摂取するグループが最も少なく摂取するグループよりも、心筋梗塞や糖尿病の発病のリスクが約30%も高かった。

トランス脂肪は、代謝症候群の原因となる。ベルベットモンキー51匹を対象に、半分は総カロリーの8%をトランス脂肪酸が含まれた餌を与え、残りの半分はオリーブ油などの不飽和脂肪を食べるようにした。その結果、トランス脂肪を食べた猿は、6年後の平均体重が7.2%増加し、他の猿のグループより1.8%よりも4倍も体重増加比率が高かった。腹部の脂肪も30%増加した。このような危害性のために、世界各国はトランス脂肪を「殺人脂肪」とみなし、トランス脂肪が一定基準より多く含まれた食品を違法に厳罰している。韓国は、1回提供トランス脂肪が0.2g未満なら0と表示する事が出来る。米国は0.5g未満を0と表示する。WHOはトランス脂肪の摂取量が総摂取カロリーの1%を超えないように勧告している。成人男性は1日に摂取する2500kcal中2.8g以下、女性は2000kcal中2.2g以下に制限している。

■用語説明
▷トランス脂肪:植物性油を長く保管して食べるために高温で加工処理し、水素を添加する。この過程で植物油は動物油である牛脂やラードのように変形し、これを加熱すると不飽和脂肪酸が人体に有害な飽和脂肪酸に変わる。そのため、トランス脂肪と呼ばれる。
  • 毎日経済_イ・ビョンムン医療専門記者/写真_shutterstock 提供 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-11-15 15:40:30




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