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ビューティー > ビューティー > CCクリーム、新しいベース製品として定着するだろうか?
別名「すっぴんクリーム」と呼ばれるCCクリームが「ホットアイテム」として話題になっている。
CCクリームは、基礎スキンケアの後に使用すると、紫外線遮断とベースメイクアップの代用として使用できるアイテムだ。ブランドごとに差はあるが、クリームひとつにアンチエイジング、保湿、ホワイトニング、肌鎮静効果に肌補正機能まで、BBクリームに引けを取らないマルチアイテムとして注目されている。
シャネルは昨年初め、中国で先にCCクリームを発売したが、人気を呼ぶやいなや昨年10月、国内発売を決定した。引き続き、ランコム、キールなども発売し始めた。
国内ブランドの中では、昨年4月、ビューティクリエイターのピ・ヒョンジョンとミズオンが合作したCCクリームを、ホームショッピングを通じて初めて披露し、数回売り切れを記録したことがある。以降、国内オンライン、ロードショップブランドも急いでCCクリームを前に出し販売し始めた。
CCクリームは、トレンドに敏感な中低価チャネルを中心に、速い速度で成長の勢いをみせている。中低価チャネルのオンライン、ロードショップブランドは、合理的な価格で高価ブランドの品質と大きく変わらない製品を披露することで、消費者から大きな反響を得ている。
しかし、中低価ブランドの中でCCクリーム市場を主導する製品はまだない状況だ。競争は深化しているが、アイデンティティはあいまいになっている。カラーチェンジクリーム、コンプリートコントロールクリーム、コンプリートケアクリームなど、すべてCCクリームと呼ばれているが、定型やカラー、機能など、特別な基準なく発売されている。
一角では、CCクリームもまた、ブーストエッセンスや振動ファンデーションのように、ブランドのマーケティングによりつくられたビューティアイテムだという見解もある。それにもかかわらず、CCクリームは現在、基本的なチューブ型からCCクッション、CCバームの形態に速く進化している。
また、多様なブランドで高い売上高を記録中だ。バニラ&コーは、4月中旬まで純粋消費者販売数量10万個、トニーモリーは、4月初めまで30万個、ザ・フェイスショップは、3月中旬まで20万個の販売記録をみせた。
IBKアナリストのアン・ジヨン氏は「最近、韓国化粧品市場は、プレミアム市場が急激な停滞を経ているのに反し、中低価市場は、大きく成長している。とくに、ブランドショップ、オンライン、ホームショッピング、ドラッグストアの成長の勢いが持続している」とし「これまでになかった新製品、CCクリームが登場し、主要ブランドの売上に影響を及ぼしており、2四半期に大々的なプロモーションを進行するようになるだろう」と展望した。
BBクリームが、女性のベース製品にまた違った基準を提示したように、CCクリームもまた、ベース製品のまた異なるカテゴリーとして定着するか、業界の耳目が集中している。