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ビューティー > ファッション > 2017夏・パンツスーツのオフィス to ストリート変身TIP
体にぴったりフィットするタイトスカートと腰がくびれたジャケット。これらはオフィスで通常連想されるファッションアイテムだが、ファッション界のジェンダーレスルック影響圏に入るパンツスーツがスカートスーツの座を奪いつつある。
パンツスーツは、陳腐なファッションコードの扱いを受けたスカートスーツとは異なり、オフィスから離れたクールなストリートルックとしても遜色のないオーラを発揮するという点で特別だ。そんな陳腐さとはかけ離れたホットなフォーマルルックだが、最近のような真夏の暑さには簡単に手が伸びないだろう。
しかし、夏でもフォーマルコードのパンツスーツを着る方法はいくらでもある。夏に選択すべきパンツスーツで最も考慮しなければならないのは素材だ。リネンや冷感機能素材は肌に触れる感触が涼しいだけでなく、寒暖の差が大きい室内外で適正体温を維持するのに役立つ。
適切な素材を選択したら、次はカラーとデザインだ。丈が長いパンツスーツはマスキュルリンムードにジェンダーレスの魅力を生かすことができるうえ、短いショートパンツと合わせるとスカートスーツに劣らず軽快に脚を露出できる。
< 左:ソンミ、右:ソ・ウンス >
ソンミのようなクリーンホワイトが鮮やかなグリッドパターンは、ブラックスーツに視覚的な清涼感を与える。また、足首までの九分丈パンツは格式を備えながらも息苦しさを減らし、深いネックラインのシルクトップはパンツスーツの堅苦しさを和らげてくれる。
フレアパンツとダブル・ブレステッドジャケットのクラシックスーツ、はソ・ウンスようなビビッドイエローや最近流行しているブルー、ピンク系を選択するとクール指数が垂直上昇する。また、インナーウェアは最小限に省略し、袖から少しだけ見える程度にロールアップするなど、スタイルを生かしながらも体温調節が可能なフォーマルルックがスタイリングだけで完成できる。
< 左:チョン・ダレ、右:シン・ヘソン >
ショートパンツスーツは夏に最適なアイテムで、パンツはクローゼットの中に1、2着備えていれば有用だ。
シン・ヘソンようなクール素材の白のショートパンツスーツは適切な丈を選べば露出の負担を軽減してくれるため、オフィスルックでも違和感がない。ここにオープンカラーのシルクブラウスをスタイリングすることでフェミニンルックの美しさを残し、ジャケットを脱いでもフォーマル感を維持することができる。
スーツの堅いイメージが気に入らない場合は、チョン・ダレのようにツーピーススーツでなくても、ブラックショーツにオーバーサイズのダブルボタンのジャケットを羽織ればスーツを着ているような効果を出せる。ここでは丈の調節がカギとなるが、チョン・ダレはマイクロミニのショートパンツにオーバーサイズのジャケットでストリートルックの黄金比率を作った。