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数字経済 > マーケット > 百貨店、新年最後のセール「消費者財布開き競争」
この週末、百貨店ごとに新年最後のセールを目前に激しい大詰め割引競争が予告されている。
連日持続する寒波に毛皮とペディング、アウトドアなど高価製品の販売が急増しているが、品目別売上偏差が大きく、ファッションならびに流通街に張りつめた緊張感が漂っている。よって流通業界は、消費をさらに促進させるため競争的に価格を下げ、最後のセールに熱を上げている。
「ロッテ百貨店」は17日から3日間、新年セール「オールクリアランスデー」を進行する。小公洞本店は「女性ファッションスタイル提案展」を開き、60種類余りの女性服ブランドの冬商品を、最大70%まで割引販売する。
反面「現代百貨店」狎鴎亭本店は、同じ期間、狎鴎亭本店で「毛皮トリプルチャンス企画展」を開き、主要ブランドの毛皮を割引販売する。「新世界百貨店」明洞本店もやはり「男性冬アウタークリアランス大戦」を開催、男性服ブランドコートとジャンパーを特価で提供する。
業界関係者は「1月に入って寒波が続き、ペディングジャンパー中心にセール実績が好調をみせている」とし「最後の三日間行事を集中し、最大限売上を上げる計画」だと伝えた。
このように百貨店は今月初めから例年より期間を前倒しにし、新年セールを進行してきた。しかし、景気沈滞によりファッション界の凍りついた消費心理は大きく回復できずにいる実状だ。
もちろん昨年の新年セール序盤、大部分の百貨店がマイナスの伸張率を見せたのに比べ、今年は一桁数の伸張率を記録し成長傾向をみせたが、業界の期待には大きく満たないことで表れた。
また、セールを最後3日残しておいた現時点で、業界ごとに冬商品群販売に注力しているが、長期間持続した景気沈滞で消費者の閉じられた財布はなかなか開く気配が見えないでいる。
よって、週末の間進行される最後のセール行事が、売上増加にどれだけ大きな影響を及ぼすか耳目が集中している。