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大型カフェの大量閉店にもスターバックスは好況


大型コーヒー専門店業界が今年に続き、来年も大量閉店すると観測され、スターバックスが最大の受益者として注目されている。

過去2011~2012年は、大型コーヒー専門店が突風を起こした時期で、コーヒー専門店は「創業1位」に上がり、当時加盟店も急増した。当時業界1位だったカフェベネは、2011~2012年だけで加盟店を500店舗以上もオープンさせた。この時に創業したコーヒー専門店は、今年と来年に店舗賃貸契約が満了するが、5年前に比べて賃貸料と人件費は上がったのに対し、競争相手である中低価格コーヒー専門店が急増し、人気が下火になって再契約率が低調するだろうということが業界の予想だ。

実際、カフェベネ、エンジェル・イン・アス、TOMNTOMSなどのほとんどの大型コーヒー専門店ブランドは今年、新規出店にもかかわらず全体の店舗数が停滞したり、最大約60店舗も閉店した。来年の業況も期待するのは難しく、来年も閉店率が急増するという見通しだ。

ただし、大型コーヒー専門店の中で唯一常勝疾走しているスターバックスには、このような状況が好材料として作用している。他の大型コーヒー専門店の閉店が相次げば、スターバックスが新規出店できる商圏が増えるためだ。実際、スターバックスは毎月8~10店舗ずつ新規出店し、着実に店舗が増加しており、来年上半期中に1000店舗突破が予想される。

特に、ブランド認知度が高いスターバックスが入店すれば、建物価値の上昇が期待され、建物の所有者も賃貸料を下げながらスターバックス誘致に熱を上げる雰囲気だ。
  • 毎経エコノミー ノ・スンウク記者
  • 入力 2016-12-12 08:00:10




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