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数字経済 > マーケティング > 「漫画からお菓子まで」2017年ファッション界のコラボブーム
毎シーズン深刻化している景気低迷の長期化と消費者心理の低下に伴う打開策の一環として、ファッション企業が顧客に楽しみを与えると同時に、トレンディな感性を盛り込んだコラボレーションを披露している。
特に今シーズンは、デザイナーと進行していた従来のコラボレーション方式をはじめ、漫画、製菓メーカーなどの異業種企業と別格なコラボレーションを行い、コラボブームが続いている。
サムスン物産ファッション部門のセレクトショップ BEAKERは、オリオンのチョコパイと異色コラボを行った。チョコパイの形が並べられたり、一口かじったグラフィックスなどのウィットあふれるデザインのTシャツ、キャンバスバッグ、スマホケースなどを発売した。また、BEAKERだけで販売する3種の味が入ったチョコパイも披露した。
ビーンポールアクセサリーは昨年、カカオフレンズとのコラボレーションに続き、ディズニーのミッキーマウスをモチーフにしたコラボ商品を発表した。キャラクター、タイポグラフィなどの生動感のあるデザインを活用し、ショルダーバッグ、クラッチ、二つ折り財布、パスポートカバーなどのさまざまな商品を発売した。
コーロンスポーツは、2017 SSコレクションで日本のデザイナー松井怔心と一緒にコラボラインを披露した。「KOLON SPORT X SEISHIN」ラインは、建築物からインスピレーションを受け、コーロンスポーツ感を失わないラインで、不必要な要素を最小限に抑え、常緑樹のロゴをスケッチのようなグラフィックにデザインして商品に適用した。
MCMは、2017 SSシーズンのコレクション公開イベントで、ロンドンファッションウィークで披露した「MCM X クリストファー・レイバーン」カプセルコレクションを披露した。アップサイクルデザインで有名なクリストファー・レイバーンは、エコ素材、不用材料を活用した衣類およびバッグ製品にMCMのシグネチャデザインを取り入れた。
内外的に不安的要素が飛び交う最近の消費者を慰めて笑顔にするアイテムが、消費者に選択されている。このように、消費者たちをヒーリングしてくれるコラボが、今シーズンもファッション業界の活力素として風を吹き起こすのか関心が集まっている。