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ロマンソンが「太陽の末裔」で笑って、泣いた


  • ロマンソンが「太陽の末裔」で笑って、泣いた
ロマンソンが『太陽の末裔』で笑い、『太陽の末裔』で泣いた。

ロマンソンは2008年、キム・ヨナ選手をモデルに起用して「ジェイエスティナ(J.Estina)」を知らせることに成功した。キム・ヨナは2010年のバンクーバー冬季オリンピックで金メダルを取り、全国民的な人気を得て、これにジェイエスティナの売上も急騰した。

以後、ジェイエスティナは2014年からソン・ヘギョをモデルに起用した。続いて、ブランドモデルのソン・ヘギョが主演を務めたKBS2水木ドラマ『太陽の末裔』の制作支援を積極的に展開してきた。ジェイエスティナはドラマのタイトルからアイデアを得て、新製品(ヘリオのイヤリング -ネックレス)を開発したりもした。

『太陽の末裔』は、高い人気と同じくらい露骨な間接広告で指摘を受けたりもしたが、その中でジェイエスティナは最大の受益者として数えられてきた。特に、このような人気は株価も引き上げた。 2月中旬だけでも、8000ウォンを割り込ん株価が最近には1万4700ウォンまで上がったことがある。今年、ジェイエスティナブランドが『太陽の末裔』ブームのおかげで史上最大の実績を記録するだろうという見通しが影響を及ぼした。

しかし、先月27日にソン・ヘギョ側がジェイエスティナを対象に、3億ウォンの不当利益金返還を請求する肖像権侵害の損害賠償訴訟を提起した事実が明らかになると、株価も反応した。ジェイエスティナ側が肖像権関連の同意なしにドラマのシーンを画像と動画の形で自社広告に活用したと主張し乗り出したのだ。

これにジェイエスティナ側は、間接広告(PPL)契約書上の正当な利用とし、該当契約書まで出して強く反発した。さらに、過去にソン・ヘギョが社会的な物議を醸した時に被害を受けたと主張しながら、「泥仕合」の開始を知らせた。

以後、『太陽の末裔』の制作会社NEWがソン・ヘギョ側につきながら、再度雰囲気反転を成し遂げた。NEW関係者は「ジェイエスティナが権限なしに『太陽の末裔』のドラマのシーンをキャプチャーしたり、ドラマの映像部分を編集して、使用した行為と関連して可能なすべての法的措置を講ずる予定だ」と強く主張した。また、「『太陽の末裔』の著作権を継続的に侵害した他の業者の事例についても綿密に検討中で、妥当な法的措置をとる予定だ」と付け加えた。

逆風を浴びたロマンソンは、これ以上メディアで紛争をしないとの立場を明らかにしたが、一連の出来事は株価にそっくり反映したように見えた。一部の中国のネットユーザーの間では、ジェイエスティナ不買運動が行われた。このため、上昇の勢いを継続していたジェイエスチィナは問題が引き続き取りざたされ、ブランドイメージでだけは確かな打撃を受けた。このためだろうか。訴訟前は1万3900ウォン(去る26日の終値)にとどまっていた株価は2日の終値1万2550ウォンで一気に10%ほど下落した。

もちろん、今回の訴訟が会社の存廃を論じるほど深刻なものではないことが大半の専門家たちの意見だ。

イ・ジヨンNH投資証券研究員は「期待効果が予想より減少することがあるだろうが、今回の問題が企業のファンダメンタルを揺るがすほどではない。関連製品がすでに口コミで広がっただけに、中国の売上高まで影響を与えるのは難しいだろう」と予想した。
また、訴訟の結果がどうなるのか予想が難しいが、業績に大きな打撃を与えることはないだろうという見方も出ている。

ただし、短期的にせよ訴訟問題は株主に心理的な影響を与えることは事実だ。『太陽の末裔』で笑い、『太陽の末裔』で涙を流したロマンソンが、このような難関をどのように乗り越えていくのかが注目される。
  • MBNスター キム・ユンア記者 / 写真=NEW | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-05-02 16:51:58




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