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数字経済 > 企業 > Tous Les Jours、キムチ乳酸菌入りのパンを発売
国内初のキムチ乳酸菌を入れたパンが出た。CJフードビルベーカリーブランドのTous Les Joursは30日、自社製品群の中でキムチ乳酸菌を添加したパンとケーキ製品を初発売すると明らかにした。
今回Tous Les Joursが使用した乳酸菌は、「CJLP-133」で関連会社CJ第一製糖が7年間の研究の末に開発されたキムチ乳酸菌だ。米国食品医薬品局(FDA)の新規食品原料としても登録されたこの乳酸菌は、現在、海外10カ国で特許登録を進めている。主に免疫過敏反応による皮膚状態の改善に効果的な乳酸菌として知られ、国内の食品医薬品安全処でも皮膚乳酸菌として認めている。
Tous Les Joursの関係者は、「今回の新製品の開発を担当した従業員は、実際に2児の母親だ」と、「子どもたちがより健康的なパンを食べられるように腸の健康に焦点を当てた乳酸菌パンを開発するようになった」と説明した。
Tous Les Joursがキムチ乳酸菌をパンに入れたのは、今年の初めの競合他社SPCパリバゲットの動きと関連が深い。パリバゲットが地元天然酵母を発掘して、これをパンに用いて人気を呼ぶと、Tous Les Joursもまたこれに刺激を受けたものと分析される。業界は、そのようなウェルネス科学を組み合わせたベーカリー新製品の開発競争が、今後、激しく展開されると予想している。