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数字経済 > 統計 > 仕事が見つからない長期失業者の割合、1999年の通貨危機の水準に
失業者のうち、6か月以上求職活動をしたが仕事が見つからないという長期失業者の割合が、1999年の通貨危機の水準にまで上昇した。
統計庁によると、先月の求職期間が6か月以上の失業者は18万人で、1年前(17万2000人)よりも8000人増加した。
これで6か月以上の失業者の割合は、全体の失業者(96万3000人)の18.7%にまで上昇したわけだ。
これは、1999年9月(19.7%)以来で最も高く、事実上5人に1人が長期失業者という意味だ。
長期失業者が増えるということは、希望の仕事が見つからない失業者が多いということで、その分雇用の質がますます悪くなっているといえる。