トップ > エンタメ > K-POP > 試験台に立つ少女時代vs２ＮＥ１...越すことのできない壁
歌謡界の春がすでに熱い。なにより大型ガールグループの対決が実現したからだ。主人公はいわゆる「ノムサビョク（越すことのできない4次元の壁）」と呼ばれる少女時代と2ＮＥ1（トゥエニワン）である。
少女時代が火ぶたを切った。少女時代は新しいアルバム『ミスターミスター（Mr.Mr）』を去る24日午後5時公開した。『ミスターミスター』は発売されるやいなや、メロン、ジニー、エムネットなど、国内の主要７つの音源サイトのリアルタイムチャートを席巻した。東南アジア・中華圏の国のiTunesでも瞬く間に上位圏に安着した。
しかし、成功を保証するには早い。音楽に対する評価は前作『ザ・ボーイズ』（2０11年11月）に続き、また好き嫌いが分かれた。代わりに傾向は反対だ。先立って『ザ・ボーイズ（The Boys）』が少女時代にふさわしくない変化を試みたならば、今回の『ミスターミスター』はとても大衆的だ。同じ「好き嫌い」であれば、変化を試みた方に高い点数を与えるしかない。
少女時代なら彼女らがいわゆる「愛国歌」を歌っても音源チャート1位にしてくれる、忠誠度の高いファンだけがいるのではない。ザ・アンダードッグス（The Underdogs）など世界的なプロデュースチームと頂上級のスタッフが参与したからと、すべてが立派な音楽であるわけでもない。たんに有名外国人が書いた曲だから、その曲を良くないと言えば音楽を知らない者として扱われるか恐れる必要もない。一部のメンバーたちのボーカルの力量も、いくらでもオートチューンの作業が可能な世界だ。少女時代の能力を低く見積もろうとするものではないが、盲従ではなく冷静な評価が必要だということだ。
少女時代と目に見えない神経戦を戦った2ＮＥ1は2６日の夜12時、正規第2集『クラッシュ（CRUSH）』を発売する。リーダーのＣＬの自作3曲が盛られるなど、音楽的成果が期待される。ヤン・ヒョンソクＹＧエンターテイメント代表プロデューサーが異例的に「驚いた」という評価まで行い力を加えた状態だ。
2ＮＥ1はこのアルバムの発売を控え、一部のファンと各分野の専門家を集めて聴音会「ザ・リスニング（THE LISTENING）」を最近行った。ＹＧは聴音会に対して、「長いあいだ手間ひまをかけて準備したアルバムだけに、正当な評価を受けたいという趣旨で用意した」と説明した。ＹＧの自信が感じられる部分だ。
その聴音会の感想評は24日、ネイバーミュージックを通じて公開された。好評一色だ。ＹＧ側は、「アイデンティティ＋新しい音楽的試み-聴音会参加21人のリスナー好評」というタイトルの報道資料を配布して注目度を高めた。
残念な点は、はたしてこの聴音会の好評を、どれくらい客観的に信頼できるかだ。いったん参加した21人の顔ぶれを見てみると、音楽評論家として名を上げた者は4人（カン・ミョンソク、キム・ボンヒョン、ノ・ジュニョン、チャ・オジン）だけだ。これらのうちの1人は「音楽評論家」のタイトルを付けるに困難なレベルの人物と評価される。もしも別の者がいたなら、おそらく好評ではなく酷評したので「編集」されたのかと思われる。その他の残りの人物はファッション分野のメディア編集長、パワーブロガー、ファンクラブ会員が主をなした。
音楽とファッションは密接な関係がある。ただしミュージックビデオの試写会ではなく、「聴音会」ならば状況が違う。もちろんファッション界の人士でも音楽に造詣が深いこともある。その資格は十分だ。
疑問に思うのは、その場に招待された専門家たちとＹＧの関係だ。真正な評価を受けることを望んだならば、ＹＧはふだん親しみのない、むしろ「反ＹＧ派」を招待し、彼らまでも認めざるを得ない音楽を聞かせなければならない。過去、ＭＢＣ「無限挑戦」のキム・テホＰＤが「年末決算」編で批判勢力を出演させようとしたようにだ。
25日午後12時現在、国内音源市場の最大シェアサイトであるメロンの1位はソユ＆チョンギゴの『サム（Some）』だ。少女時代の『ミスターミスター』は2位に留まった。まだ本舞台が行われていない時点なので返り咲く可能性はあるが、音楽自体だけでチャートを圧倒できなかったという分析が出ている。
永遠の強者はいないものだ。2ＮＥ1も例外ではない。もしかすると彼女たちからもう「ノムサビョク」という修飾語をはずしても良い時期ではないかと思う。少女時代と2ＮＥ1は超えることができない高い壁（人気）になるよりも、低くても絶対に崩れないしっかりした壁（音楽性）にならなければならない時期だ。
試験台に立つ少女時代vs２ＮＥ１...越すことのできない壁
歌謡界の春がすでに熱い。なにより大型ガールグループの対決が実現したからだ。主人公はいわゆる「ノムサビョク（越すことのできない4次元の壁）」と呼ばれる少女時代と2ＮＥ1（トゥエニワン）である。
少女時代が火ぶたを切った。少女時代は新しいアルバム『ミスターミスター（Mr.Mr）』を去る24日午後5時公開した。『ミスターミスター』は発売されるやいなや、メロン、ジニー、エムネットなど、国内の主要７つの音源サイトのリアルタイムチャートを席巻した。東南アジア・中華圏の国のiTunesでも瞬く間に上位圏に安着した。
しかし、成功を保証するには早い。音楽に対する評価は前作『ザ・ボーイズ』（2０11年11月）に続き、また好き嫌いが分かれた。代わりに傾向は反対だ。先立って『ザ・ボーイズ（The Boys）』が少女時代にふさわしくない変化を試みたならば、今回の『ミスターミスター』はとても大衆的だ。同じ「好き嫌い」であれば、変化を試みた方に高い点数を与えるしかない。
少女時代なら彼女らがいわゆる「愛国歌」を歌っても音源チャート1位にしてくれる、忠誠度の高いファンだけがいるのではない。ザ・アンダードッグス（The Underdogs）など世界的なプロデュースチームと頂上級のスタッフが参与したからと、すべてが立派な音楽であるわけでもない。たんに有名外国人が書いた曲だから、その曲を良くないと言えば音楽を知らない者として扱われるか恐れる必要もない。一部のメンバーたちのボーカルの力量も、いくらでもオートチューンの作業が可能な世界だ。少女時代の能力を低く見積もろうとするものではないが、盲従ではなく冷静な評価が必要だということだ。
少女時代と目に見えない神経戦を戦った2ＮＥ1は2６日の夜12時、正規第2集『クラッシュ（CRUSH）』を発売する。リーダーのＣＬの自作3曲が盛られるなど、音楽的成果が期待される。ヤン・ヒョンソクＹＧエンターテイメント代表プロデューサーが異例的に「驚いた」という評価まで行い力を加えた状態だ。
2ＮＥ1はこのアルバムの発売を控え、一部のファンと各分野の専門家を集めて聴音会「ザ・リスニング（THE LISTENING）」を最近行った。ＹＧは聴音会に対して、「長いあいだ手間ひまをかけて準備したアルバムだけに、正当な評価を受けたいという趣旨で用意した」と説明した。ＹＧの自信が感じられる部分だ。
その聴音会の感想評は24日、ネイバーミュージックを通じて公開された。好評一色だ。ＹＧ側は、「アイデンティティ＋新しい音楽的試み-聴音会参加21人のリスナー好評」というタイトルの報道資料を配布して注目度を高めた。
残念な点は、はたしてこの聴音会の好評を、どれくらい客観的に信頼できるかだ。いったん参加した21人の顔ぶれを見てみると、音楽評論家として名を上げた者は4人（カン・ミョンソク、キム・ボンヒョン、ノ・ジュニョン、チャ・オジン）だけだ。これらのうちの1人は「音楽評論家」のタイトルを付けるに困難なレベルの人物と評価される。もしも別の者がいたなら、おそらく好評ではなく酷評したので「編集」されたのかと思われる。その他の残りの人物はファッション分野のメディア編集長、パワーブロガー、ファンクラブ会員が主をなした。
音楽とファッションは密接な関係がある。ただしミュージックビデオの試写会ではなく、「聴音会」ならば状況が違う。もちろんファッション界の人士でも音楽に造詣が深いこともある。その資格は十分だ。
疑問に思うのは、その場に招待された専門家たちとＹＧの関係だ。真正な評価を受けることを望んだならば、ＹＧはふだん親しみのない、むしろ「反ＹＧ派」を招待し、彼らまでも認めざるを得ない音楽を聞かせなければならない。過去、ＭＢＣ「無限挑戦」のキム・テホＰＤが「年末決算」編で批判勢力を出演させようとしたようにだ。
25日午後12時現在、国内音源市場の最大シェアサイトであるメロンの1位はソユ＆チョンギゴの『サム（Some）』だ。少女時代の『ミスターミスター』は2位に留まった。まだ本舞台が行われていない時点なので返り咲く可能性はあるが、音楽自体だけでチャートを圧倒できなかったという分析が出ている。
永遠の強者はいないものだ。2ＮＥ1も例外ではない。もしかすると彼女たちからもう「ノムサビョク」という修飾語をはずしても良い時期ではないかと思う。少女時代と2ＮＥ1は超えることができない高い壁（人気）になるよりも、低くても絶対に崩れないしっかりした壁（音楽性）にならなければならない時期だ。
- スタートゥデイ_チョ・ウヨン記者
- 入力 2014-02-25 12:25:42
