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チョンウ「無名生活13年が私を作ったんですよ」

『応答せよ1994』の医学生スレギ役でスターになったチョンウ/「デビュー以来、毎日スランプ...進路を変える考えは無かった」/「実際には、ふつう男は一人の女性だけに甘いですよ」 

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この男の「ミルタン(駆け引き)」に、大韓民国の女性たちはやきもきする気持ちを和らげた。この男は、かわいくてたまらないという目つきで女性の頬をつねっておいて、「なんだぁ、この子は。これ鼻の脂?」とからかう。広い肩で両手を広げて抱きしめては、何事もないようにおならをする。昨年、放映終了したドラマ『応答せよ1994』の主人公「スレギ」だ。無関心なように多情で、分別がないようだが思いやりが深い慶尚道人のため、お茶の間劇場はわくわくした。天才医学生の「スレギ」を魅力的に具現した俳優チョンウ(33)は、この作品一本で一気にトップスターに浮上した。

24日、ソウル・筆洞の毎経メディアセンターを訪れた彼は、「雲の上に浮かんでいる気持ち。さながら風吹けばさっとなくなる雲だけど、雲がなくなるか、不安じゃない」と語る。「ソウル言葉」を使うチョンウはよそよそしく感じられた。ドラマが終わってから20日が過ぎたが、米粒を吐き出しながら方言で悪口を言う「スレギ」の印象は簡単に忘れられない。

「スレギが壊れる姿は僕と似ていますが、実際に僕は鼻をよく拡げる、おならをよくする。‘スレギ’ほどではないけど、女性に甘いですよ。ただ、誰にでもうまく合わせる人じゃないです」。

汚くて無愛想な「スレギ」が、ルーズな半袖Tシャツのすき間に見せる広い肩と整った両腕ではセクシーさがあふれた。ビール500㏄1杯が最大の酒量である彼は、「仕事がなかった時代に生きていることを感じたくて、ジムに行き始めた。今では運動が大きな喜びの一つ」とした。彼の最初の作品は2001年の映画『7人の夜明け』だった。当時、演技学校で出会った助監督の紹介で、端役として出演した。以後、『ライターをつけろ』『回し蹴り』など20編余りの映画に出演したが、主にごろつきやチンピラのような周辺人物だった。

「オーディションでいっぱい落ちました。演技ができないという話も聞きました。そのころは、私が合格してもなぜ合格したのか、落ちたらなぜ落ちたのかを考えずに演技したようです」。

デビュー以来、毎日がスランプだったが、進路を変えるつもりは無かった。「オーディションを受けるときの喜びとドキドキが好きだったから」だ。昨年、ついにチャンスが訪れた。2009年、チョンウが初めて主演を演じた『風』を印象深く見た『ウンサ(応4=応答せよ1994)』のシン・ウォンホPDがチョンウを「スレギ」に指名したのだ。釜山で高校まで育ったチョンウは、『風』でいい加減な釜山の高校生を演じた。

「ヒット作はありませんが、私にはすべての作品が大事です。ある作品があったので、次の作品があるわけですよ。『風』がなかったら『ウンサ』もなかったでしょう」。

『ウンサ』が踏み台になった次の作品は何だろうか。彼は「検討中」と言葉を惜しんだ。

「過ぎた13年間に積んだ小さな経験が僕を丈夫にしたようです。今回は運が良くて当たったが、すべて通り過ぎるものだから、早急には考えない。僕のモットーが‘いつも一様に’ですよ。どんな状況でも俳優として私の名前に責任をもって生きて行きたい」。
  • 毎日経済_イ・ソンヒ記者/写真_イ・チュンウ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-27 06:01:02




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