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ユ・スンホ「『リメンバー』と似ている『君主』、卑怯に見えるかもしれない」


  • ユ・スンホ「『リメンバー』と似ている『君主』、卑怯に見えるかもしれない」
俳優ユ・スンホは6カ月間、視聴者を支配した「君主」だった。ラブライン、時代劇、アクションのすべてを消化した彼は世子イ・ソンとして生きた時間は結構長かったと明かした。

ユ・スンホはMBCドラマ『仮面の王 イ・ソン』で世子イ・ソンに扮した。キム・ソヒョン(ハン・ガウン役)とINFINITEエル(賤民イ・ソン役)と呼吸を合わせて40部作を導いた。劇序盤から感情を爆発させなければならなかったが、17年目の俳優であるユ・スンホにも難しい作業であったはずだ。

「長すぎる7カ月でした。とてもスッキリするとばかり思っていましたが、時が経つほどに現場を思い出して恋しくなり、一緒にいた俳優たちに会いたくなります。『君主』は感情の消耗が激しい作品でした。各人物ごとに接する感情線が異なりました。キム・ミョンス先輩とは自分自身を17年間欺いてきたことへの怒り、ガウンとはロマンスでも愛する女性の父親を殺したことへの申し訳なさとともに愛する感情、賎民イ・ソンとの対立、デモクなど、すべての人間との複雑な感情を描くためとても大変でした。また感情が激しくなるので他のドラマに比べて大変だったようです」

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ユ・スンホは「ユ・スンホが涙を流す分だけ『君主』の視聴率も上がる」という言葉を聞いたことがあるかという質問に恥ずかしそうに微笑んだ。

「序盤の1~4話までの展開が速く、感情的な部分が激しいため視聴者の方々が状況に入り込みやすかったようです。世子という人物を中心に展開されたため世子の感情に移入しやすかったと考えています。それだけ手間をかけて撮影したりもしました。作品に出演しながら称賛をたくさん聞きました。『朝鮮魔術師』『キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち』の後、自らの演技や作品に対する自信を失い大変だったのですが、(自信も)回復して楽しんで撮ることができました」

彼が言ったように軍除隊後に公開された映画『朝鮮魔術師』『キム・ソンダル 大河を売った詐欺師たち』の興行成績は低調だった。ユ・スンホは興行不振にもかかわらず、すぐに『君主』という時代劇のジャンルをまた選択した。しかし、彼は『君主』を選んだのは興行の不振を挽回するためでも、時代劇というジャンルだからでもないと首を横に振った。

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「続けざまに興行が振るいませんでした。俳優のせいでもあると思います。なので次の作品を選択するさいに興行について心配せざるを得ませんでした。その後、作品を選択するにあたってたくさん悩み、スランプともいえる時期を過ごしました。しかし、(『君主』を)時代劇だからと決めたのではありません。父親が亡くなって試練と痛みを経験して復讐するという内容が『リメンバー~記憶の彼方へ~』と似ていたんです。そのような感情には自信がありましたし、胸でより多くを感じることができます。(似たようなストーリーを選んだことについて)僕が卑怯だと見ることもできます。同じパターンとも言える作品をまた選択したのですから。他の作品は怖かったし、得意なものを選択しました。もちろん『君主』という作品がおもしろかったからでもあります」

『君主』を通じて自信を得たユ・スンホは世子イ・ソンが視聴者から愛された理由は、キム・ミョンス(王役)、ホ・ジュノ(デモク役)、キム・ソンギョン(中殿役)、パク・チョルミン(ウボ役)、キム・ソヒョン(ハン・ガウン役)など先輩と後輩俳優たちの演技のおかげだと控えめな態度を見せた。周りがイ・ソンを支えてくれたから際立つことができたということだった。

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「制作発表会の時にソヒョンをお姉さんと呼びました。今まで共演してきた女優のパートナーはコ・アラ、パク・ミニョンなど年上でした。その当時に助けてもらったと感じていました。ところが、ソヒョンは私より6歳も年下です。(年上の俳優たちに)助けてもらったように助けなければと考えました。ところが実際に撮影を開始してみるとその必要がありませんでした。むしろ僕を助けてくれました。自分よりも若いけど信じて頼れる心強い女優、パートナーだと感じました。ファグン(ユン・ソヒ扮)には申し訳がないです。(笑)犠牲的な愛を見せてくれたのはファグンだったのに受け入れてあげることができませんでした。実際にも申し訳なくなりました。もし僕だったら、そうしてはいけませんがファグンの手を取って終わってくれたらと考えました。(笑)劇中ではガウンに一目惚れして、父親の事件が複合的だったためラブラインが生れたようです」

続く興行の不振により自信を失っていた彼の前に現れた『君主』。今年の彼にとって特別な贈り物のような作品だった。

「ユ・スンホという俳優をもう一度確認させてくれた作品です。作品によっては起伏が激しかった。(大衆に)上手なようでいてそうではないような不安感を感じさせてきました。今回の作品で(ユ・スンホが)まともな俳優だということを見せることができたと思います」
  • MBNスター シン・ミレ記者 / 写真=サンエンターテイメント | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-08-02 16:00:00




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