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「花郎」14話 パク・ソジュンとパク・ヒョンシク、悲しくも切ない2人の運命

「花郎」14話 

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  • 「花郎」14話 パク・ソジュンとパク・ヒョンシク、悲しくも切ない2人の運命
『花郞(ファラン)』のパク・ソジュン、パク・ヒョンシクの悲しい運命が切なさを誘った。

先月31日に放送されたKBS2月火ドラマ『花郞』14話では、ソヌとサムメクジョンの話が描かれた。

この日の放送では、和親使節団が南へ向かう途中に襲撃を受けるシーンから始まった。襲撃してきたのは空腹に悩まされ、自ら盗賊になった百姓たちだった。結局、花郎たちは彼らに刀を向けることができず、和親のための使節団であるにもかかわらず、すべてのものを奪われたまま手ぶらで南夫餘に到着した。

南夫餘の太子チャン(キム・ミンジュン扮)は無視と冷遇で使節団を迎えた。このような中、アロ(コ・アラ扮)は南夫餘で傷だらけになった子どもを発見し、治療してあげた。その子は感謝の気持ちでアロにかんざしをプレゼントしたが、これが盗品だった。その子も空腹を我慢できず、国境を越えて南に来た新羅の民だったのだ。アロも同じ仲間だと誤解した南夫餘の軍師はアロを刑務所に入れた。花郎はアロを救うために動き、結果的に花郎たちも刑務所に閉じ込められた。

すでにパク・ヨンシル(キム・チャンワン扮)から使節団に同行した4人の花郎の中に、顔のない王がいることを伝えられていた太子チャン。彼は神国の民を人質に顔のない王を殺そうとした。新羅の民の命が次々と奪われる状況。アロも死を待たなければならなかった。結局、ソヌは「私が王だ」と叫んだ。ソヌの衝撃的な叫びを最後に『花郎』14話は終わった。

ソヌは誰よりも顔のない王を殺したい人物だ。それにもかかわらず、南夫餘の太子の前で自らが王だと名乗り出た。目の前で愛する女性アロの命が、自分と同じように賤民村で暮らして飢えに苦しんた新羅の民の命が失われる危機に直面したためだ。いつも誰にも止められないほど自由だったソヌが自ら王を称して命まで差し出した。「私が王だ」という叫びの中にソヌの凄絶でいて決意に満ちた感情が熱く含まれていた。

サムメクジョンも悲しい運命を持っているのは同じだ。サムメクジョンは本当の王だ。しかし、母の陰に隠れてまだ何もできない無力な王だ。空腹に苦しみ自ら盗賊になった百姓の後を追わないこと以外は、むやみに自分の正体を明らかにすることも、民を救い出すこともできない。王の運命を隠さなくてはならず、まだ前に出る勇気を持つことができなかったサムメクジョンの鬱憤も切なかった。

ソヌとサムメクジョン、2人の愛も悲しみも深まっている。アロはソヌの人生のすべてであるが、アロに対するサムメクジョンの感情もソヌは知っている。ここに、公主スクミョンもソヌに近づいてきている。サムメクジョンはアロに対する気持ちが深くなっているが、アロは近づくことを許さない。まだソヌとアロの仲を知らないサムメクジョンだが、彼の愛はこれからより一層胸の痛いものになるはずだ。

ここでパク・ソジュンとパク・ヒョンシク、2人の俳優の深い演技力とキャラクター表現力が増して、没入度はさらに高まった。パク・ソジュンは重くて力のある演技で劇の中心を完全に支えている。パク・ソジュンの断固たる表情と迷いのない目つきなどはソヌのキャラクターにさらに力を与えている。一方、パク・ヒョンシクは繊細な表現力でサムメクジョンキャラクターの揺れを絶妙に表現した。王として名乗り出ることができないときに握り締めた拳、怒りの涙でうるんだ瞳などは、視聴者の目と心を奪った。
  • MBNスターソン・ジナ記者 / 写真=KBS2放送画面キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-02-01 09:24:36




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