A. | MBC『無限挑戦』に出演した歌手のハハ(河洞勳)がとても短く切った爪で笑いを取ったことがあります。 ハハが爪を短く切る理由は放送で何かを見せるためでもなく清潔な印象を与えるためでもありません。爪を噛む癖のためです。 爪をかみちぎる癖、難しい言葉で咬爪症の人が意外と多いのです。 韓国芸能人の中ではBIGBANGのリーダーGD(權志龍)、SUPER JUNIORのメインボーカルのイェソン(金鐘雲)。SHINeeのメインラッパーであるミンホ(崔珉豪)、そして防弾少年団のジョングク(田柾國)も爪を噛む癖があります。TWICEのメインダンサーのミナ(名井南)もこの癖があるそうです。 何か集中すべき状況に置かれたり不安になったらつい手が口に向かいます。 対人関係にもあまりよくないです。ちょっと手伝ってほしいと言ったら、爪を噛む姿を見ると助ける気がなかったり、助けるかどうか悩んでいることが分かるからです。 咬爪症も複数のタイプがあります。ただ噛む人もいますし非常に丸い形を作ることもあります。噛みちぎる爪を吐き出したり、たまには食べたりします。 爪を噛んでいたら予期せずに歯が痛む時もあります。爪は生え変わるでしょうけど歯は生え変わることがないので歯医者に行ってお金をかけて他人の歯を移植しなければならないでしょう。 他人はもちろん自分にも迷惑をかけない癖ですが、まず見た目が悪いので治そうと努力する人も多いです。問題は簡単には治らないところにあります。簡単になくなったら癖といえるでしょうか。 結論から言うと咬爪症には特効薬ですが、きれいに消してくれる治療法はありません。健康にあまり害がないため深く研究する医師がいないからです。一生、これを研究して治療法を見つけてもお金や名誉の役に立たないでしょう。 だからといって治療法が全くないわけではありません。爪にマニキュアを塗ったりホウセンカで染めたり絆創膏を巻いておく方法が主に使われます。刺繍を施したり絵を描く趣味も咬爪症の治療に効果的だそうです。その反面、本を読んだり、映画やドラマを見たりするのは致命的です。話のクライマックスに向かうと思わず爪を噛んでしまうからです。 先ほど咬爪症を持った人物として紹介していた芸能人の中で、GDはマニキュアを塗る方法で爪を噛む癖を無くしたそうです。イェソンは絆創膏の貼り方を使っているようです。 マニキュアや絆創膏で解決できればいいのですが人によっては治らない人もいます。 米国のセクシーな歌手ブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)は幼い頃からこの癖のため血が出るほどですが、光沢剤を塗るなどいろいろな方法を使ってもなかなか治らないと打ち明けたことがあります。 爪を噛む人の共通点は、爪が綺麗で爪の機能をするほどはみ出たところがないということです。 そのため不便を強いられることもたまにあります。耳や鼻をほじくったり、床に落ちた小銭を拾ったり背中を掻いたりする時にです。缶入り飲料を買ってからは、ふたを開けられず隣の人を見つめなければならない時もあるといいます。 ギターを弾く時も少し不便です。 余談ですが一時1センチ以上伸ばして切るとギター用のチップを売ってる店、漢方薬屋、ネイルアートショップで買ってくれるという都市伝説もありましたから蓄財にも損です。 そして喧嘩をする時もです。 |