A. | 初のサイバー混成グループTG アダムとリュシアなどに続き2000年には韓国初のサイバー混成グループが誕生しました。 グループ名はTG。 「飼い慣らされた野生の世代(Tameless Generation)」という意味です。 厳密に言えばTGは完全なサイバー歌手チームではありません。グループに参加した歌手は実際の女性歌手だったからです。チームの唯一の実在人間の女性歌手はリジナです。 デビューアルバムは『Love Tonight』 アルバム制作に乗り出したメンバーが比較的良かったです。人気歌手ク・チャンモ*が制作に直接参加し、Fin.K.Lの「Blue Rain」、「Feel Your Love」、キム・ボムスの「胸に沈む太陽」、Fly To The Skyの「胸が痛くても」など当代のヒットメーカーとして知られていたシン・インスが作曲を担当した曲です。作詞は歌手のパク・ソンジュ、ラップにはBobby Kimが参加しました。 *TG制作会社(株)R&Iの代表 おかげで新聞紙上で大々的に紹介されたりもしました。 歌謡界の実力者たちが作ったアルバムだからか、放送の支援も多かったです。人気バラエティ番組が終わるとミュージックビデオが放映され音楽のケーブルチャンネルも占領しました。 サイバー混成グループのミュージックビデオはストーリーにすごく気を使いました。ストーリーを簡略に紹介します。 彼らがもともと居住していたのは、タムパ惑星。 リジナの父であるタムパ惑星の統治者リカトの強力な指導力を基に周辺惑星の牽制を振り切っていたのです。先祖別の地球からの電波を受信する作曲家のアゼンは、「未修交国との不法交信」という疑いで追われていますが、リジナはアゼンを探して地下世界に駆けつけます。 父と娘が繰り返す中、タムパの偽善タンプの司令官キヤムが反乱を起こし、アジェンとリジナは急いで駆けつけたタムパ軍の首長イグマの助けで脱出し地球の天才作曲家ユ・ジェウが送る電波に導かれ地球に向かいます。 なんとか地球に来た彼らはアンダーグラウンドで音楽活動をすることになりました。 グループの女性歌手リジナは、ク・チャンモが数多くのオーディションの末に発掘した実力派ボーカルのパク・ウンヒです。ミュージックビデオの中の彼女の姿は天使でした。 SBS『人気歌謡』で銀色のかつらをかぶった姿はこうでした。 かなりの制作費をかけ放送の支援を受けましたが、TGは残念ながら人気を集めることに失敗しました。時期を間違えたせいもあります。当時は、おびただしい人気歌手たちが相次いで出てくる「星たちの戦争」の時期に離れ星から来たサイバーグループの居場所がなかったのです。 R&Aは2ndアルバムを準備しているという告知を出しましたが、2003年に何の知らせもなくホームページが消えました。 しかし、TGの「Love Tonight」は番組に出ています。 「どこかで聞いたんだけど、この歌の題名は何だ?」 |