A. | 誰かに聞かれました。 都市伝説と物語、民話、神話はどう違いますか? チャンサンボムが都市伝説にすぎないという話を聞いて、それでは本当に鬼や三神ハルメ、九尾の狐を見た人がいるのでしょうか?おかしいと思ったようです。 考えてみれば、すべて同じようなものです。 物語、民話、神話は誰か信用できる人、文才があったり、官職を務めたり、学識の豊かな人が記録を残したため、後代まで伝わっているのです。都市伝説も誰かが記録に残したら、後代には物語のリストに載るでしょう。 とにかく韓国に伝わる妖怪は、大きく分けると鬼、人間(変身型)、動物、巨大な怪獣、そしてたまに蔚山岩(ウルサンバウィ)など非生命体が属しています。 巨大な怪獣の中で有名な存在を2つ、挙げろといえば、プルガサリとイムギです。イムギは龍になれなかった千年も生きている古い蛇です。 今回は、まずプルガサリについて話をしてみようと思います。 そしてこんな姿もあります。 最後は、童話に出てくるプルガサリです。 時代によって姿がかなり変化する点も妖怪らしいですね。プルガサリについて語り継がれた話は、20種類以上あります。伝説によっては翼がついていたり、黒い虫の姿になったりします。虫の姿なら「巨大な怪獣」群に分類することはできないでしょう。 姿が変わっても、不可思議な特性はそのまま持っています。 まず、絶対に殺せない「無敵の怪物」という点。これは、簡単には殺しにくい海生物のヒトデに似ています。 そして、鉄を食べて、鉄を食べるほど大きくなるという点はすべての伝説が同じ内容です。鉄を食べたら、プルガサリが踏ん張ったウンチまで丈夫で、それで玉石も切ることができるそうです。 伝説の中で最も代表的な内容を紹介します。 高麗末期、僧侶を官庁に捕まえてくれば、懸賞金を与えるおかしな法ができました。その時、ある僧侶が弟の家で隠れてご飯を食べ、残ったご飯粒で小さな怪物を作りました。弟の妻は僧侶を官庁に告発しようとしますが、弟は「兄を殺すのは人倫に反する」として妻を殺してしまいます。 チュンは自分のせいで弟家族が破綻したと思い、弟にお守りを1つ、与えて1人で去っていきます。ご飯粒で作った怪物は、その後、鉄を食べてますます巨大になり、国中のすべての鉄を食べてしまったのです。国がこの怪物を殺そうとあらゆる手段と方法は動員しますが、その怪物は死なず、プルガサリという名前が付けられました。考えた末、燃やして殺そうと思い、身体に火をつけますが、プルガサリは死ぬどころか、火がついた状態で歩き回り、国中が火の海になりました。国では、ブルガサリを殺した人には官職と大きな賞を授けるという布告をしました。僧侶の弟は兄からもらったお守りが効き目があるのではないかと思い、お守りを付けると、ブルガリは今まで食べた鉄をすべて放り出して消えたのです。 このような伝説を基に、北朝鮮に行ったシン・サンオク監督が『プルガサリ』という映画を制作しました。その映画で、プルガサリは女性主人公アミの血から生命力を得ますが、王と貪官汚吏に奪われた農民を革命に導いた救世主として描かれています。
プルガサリが登場する時期は、世の中がめまぐるしい時です。汚れた世の中を正す英雄的属性が強いのです。鉄を食べるという設定も、支配体制への挑戦の意味と考えられます。21世紀のプルガサリは、お金や金、ダイヤモンドを食べてしまわないか、そんな思いもします。 この程度なら怪獣ではなく霊獣です。 プルガサリに対する対処法はあるのでしょうか? 唯一の対処法として取り上げられる方法は、鉄を食べて巨大になる前に閉じ込めておくことです。 もちろん、格子やドア、壁などを鉄で作ってはいけません。 それより良い対処法は汚れた世の中を正すことです。プルガサリは世の中に出回る理由を失うわけです。 |