A. | 韓国に基盤を置いた日本の女優1号がユミンなら、俳優1号には「大谷亮平」を挙げるべきでしょう。 ユミンの最初の出演作が聾唖役であったように、大谷亮平の映画デビュー作*も聾唖の武士役でした。 KBSドラマ『朝鮮ガンマン(2014.6~9)』でヤマモト商団の武士として出る時も朝鮮語が全然できないキャラクターに設定されました。その後、朝鮮語を少しずつ学び、ドラマの中間地点では、普通の意思疎通が可能になっています。 *2011年に公開した映画『最終兵器 弓』(日本では『神弓-KAMIYUMI-』というタイトルで公開)満州族兵士のノガミ役を演じました。配役が話せないキャラクターなのでセリフはありません。 **『ホドンの芸・体・能(イェ チェ ヌン)~めざせ! ご当地スポーツ王~』のバレーボール編(2016年)に出演した当時、バレーボールの実力を堂々と見せつけました。センターを務め、適切なボール配給とハイレベルなバックトス、強力なスパイクサーブで相手陣営を震わせました。 彼も言葉の壁に阻まれて苦労が多かったのです。韓国語に慣れていないため、キャリアを積みにくいと思い、しばらく日本と中国、韓国を行き来しながら活動しました。 比重の少ない役目を引き受けても、観客に強いインパクトを与えてくれました。代表的な作品が2014年に公開した映画『バトル・オーシャン /海上決戦』(原題:鳴梁)と、同年放映されたドラマ『果てしない愛(SBS)』です。 映画『バトル・オーシャン /海上決戦』では、朝鮮側に立った日本軍兵のジュンサ役を演じます。 自国の日本軍と戦う役なので、周りは心配しましたが、本人は全く気にせず、むしろこの映画に出演したことを全く後悔していないという所感を明らかにしました。 ドラマ『果てしない愛』では、日本全国の格闘技チャンピオン、マサト役を出演します。日本の大阪格闘場で釜山一強いハン・グァンチョル(チョン・ギョンホ)と闘い、死の一歩手前まで激闘し、最後に敗れます(ハン・グァンチョルが主人公だから仕方ない脚本でしょう) しかし、決闘で結ばれた縁で、ドラマの終わりにハン・グァンチョルに決定的な情報を提供する助っ人として出演し、視聴者の胸をすっきりさせてくれました。 2016年に大型企画会社AMUSEと契約した後、韓国より日本活動に重点を置いています。富士TVのドラマ『ラブソング』、TBSの『逃げるは恥だが役に立つ』***にサブ主人公として出演した後、2017年TV朝日『奪い愛、冬』で主人公にキャスティングされました。このドラマは同年4月からケーブルTVチャンネルJを通じて韓国でも放送されました。 ***韓国では1週間遅れでチャンネルWで放映されました。 日本の活動に力を注いだ大谷亮平が韓国ファンを魅了したのは別にあります。果汁コロロのCMです。 コロロは韓国ではコンビニGS25で独占販売中ですが、大谷亮平のCMが役立ったかは、よく分かりません。少し微妙なCMで有名になったため、得失を考えるのは、曖昧です。 余談ですが、大谷亮平は顔が濃いため、似てる俳優が結構多いのです。その中でも、俳優のイ・ジヌクとパク·ジョンチョル、そして韓国で活動中のアメリカ人俳優デイビッド・マッキニス(David Lee Mciness)とは、誰なのか迷ってしまうほど似ています。
特に、デイビッド・マッキニスがMBCドラマ『九家の書~千年に一度の恋~』に忍者として出演した際、大谷亮平が出演したと誤報がありました。 |