A. | ドラマ『愛の不時着』が放送された後、韓国とは全く違う北朝鮮の言葉、北朝鮮の暮らしについて知りたがる人が増えたようです。 蒸し暑い中、北朝鮮で各家庭に冷蔵庫が備わっているのか、冷蔵庫がなければ食べ物はどのように保管するのかも関心事として登場しました。食材や食べ物を間違って保管したら、食中毒にならないか心配でもあります。 北朝鮮では富の象徴として冷蔵庫を仕入れた家も電力事情が悪く、24時間稼動するのではなく、使う時だけコードを挿して使う家が多いそうです。北朝鮮で暮らして韓国に来た人々が話したことなので事実でしょう。保管する食べ物があまり多くないので、そのように使っても大丈夫だそうです。 しかし、冷蔵庫なしに夏を過ごす秘訣は別にあります。 土を2~3メートル深く掘り下げて甕に食べ物を保管します。数個の甕が入る大きな穴を「キムチウム」と呼びますが、何を入れても冷たく保管できるそうです。 生物を保管する時はビニールにしっかり包んだ後、氷を包んだタライに入れてキムチウムに入れておけば、かなり長い間、新鮮な状態を保つことができるそうです。井戸も食べ物を保管する場所として使われます。 冷蔵庫がないのに、どうやって夏の暑さをしのぐのでしょうか? 余計な心配をしたようです。 考えてみれば冷蔵庫がなかった時代、韓国の人々も同じように暮らしていました。 深い井戸のない家では、大きなタライに水道水をたっぷり入れて野菜や果物を浮かべていました。 しかし、もう冷蔵庫なしには、いや冷蔵庫のほかにはキムチ冷蔵庫も必要な生活道具になってしまいました。 ここで少し気になることがあります。 キムチ冷蔵庫は一体何が違うのでしょうか?冷蔵庫以外にキムチ冷蔵庫を別に準備する理由は何でしょう? 違うと言えば違います。何が違うかというと温度です。 一般冷蔵庫の冷蔵室は通常5~7℃であるのに対して、キムチ冷蔵庫は0℃を維持するように設計されています。 考えてみればキムチ冷蔵庫を発明(?)した人もアイデアをキムチウムから得ました。 キムジャン(キムチを大量に作ること)の季節にキムチをたくさん漬けた後、土を掘って埋めた甕で保管するだけで、どうやって春まで新鮮な味を維持できるでしょうか?その理由を探索した後、実は壺の中に温度計の挿して観察した程度ですが、とにかく観察の結果、キムチの甕の温度が0℃を保っていることを確認しました。 「あ、秘訣は0℃にあったんだ」 それなら冷蔵室の温度を0℃に合わせたらだめでしょうか? キムチは新鮮味を維持しますが、他の食材や食べ物は悪影響を受けるでしょうから困ります。それに冷蔵庫のドアを開け閉めする時に暑い空気が入るため、0℃を維持するのが簡単ではありません。 開け閉めするドアです。 一般冷蔵庫は普通ドアを横開きするのに対し、キムチ冷蔵庫は上からドアを開けるようになっている製品が多いです。冷たい空気は密度が高くて下に沈むので、ドアを上に付けておくと冷たい空気が外へ抜けるのを防ぐことができます。 ところで、日本でもキムチ冷蔵庫を使っていますか? |