解説 | ハングル:랜친실안 ハングル発音:レンチンシルアン 意味:SNSでは友達だが実際は友達じゃない 解説: 「LAN線(オンライン)では友達だが、実際では友達じゃない」の略語。現実世界では親交が全くなく実際に会ったこともないが、SNSでは友達として通じる間柄という意味だ。 中国の武侠小説作家、金庸の末期作品に『秘曲 笑傲江湖』という小説がある。 この小説に登場する正派の中に善良な人は見当たらない。 外見だけで君子のふりをする人が大部分だ。 主人公の「令狐沖」は江戸の偽善的な策略にひとしきり笑いで答え酒を友として過ごす。 『秘曲 笑傲江湖』は邪派の代表的な人々が音楽の仲間になって作った合奏曲だ。彼らは友情を守るために群れを離れようとしたが、政派の指導者は彼さえも許さない。2人の友達は一緒に死ぬ方を選ぶ。 「知己」この程度にならないと本当の友達だと言えるだろう。 最近は友達作りがとても簡単になって言う言葉だ。 ただ、キー1つだけ軽く押せば終わりだ。 結ばれやすいので別れも簡単だ。 キーボードのキー1つを押す必要もない。 ただ連絡を切るだけでいい。 親しい友達だと紹介しながらも急いで使うお金を用意するために奔走する時も恥ずかしくて、あるいは頼んで断られるのではないかと思って、友達の仲が悪くなることを恐れて話もできないのが最近の友達の仲だ。 レンチンシルアン そういえば、この言葉が少しは面白く不慣れな感じもする。 現実世界でも本当の友達は珍しいのに、どうしてLAN線だけを責めるのか、ふとそんな気がした。 |