解説 | ハングル:개발살 ハングル発音:ケバルサル 意味:ボコボコにする 解説: さわると気持ちのいい、柔らかい犬の「パルパダク(肉球)」、しかし「ケバクサル(犬-撲殺)」の打ち間違いに由来する造語として主に使われる。 栄山大のウェブ漫画映画学科の特任教授になった漫画家のキム・ソンモ(金城模)画伯の作品『女の思い出』に登場する内容だ。 キム・ソンモの作品には韓国語の語法に合わない話し方がとても多い。 代表的なのがピリオドではなく疑問符をつける言葉だ。 実際、軍隊文化が韓国社会を支配していた当時は偉い人の話し方がこんなものだった。 部下や社員たちに演説をした後、「理解できたのか?」と聞き返すのだ。 「聞き取れた?」程度なら意味が確実だ。 しかし、軍隊の先任が部下を手なずけたり、いじめようと皮肉を言うと事情は複雑になる。 「今すぐ走ってラーメンを買ってくる?」ラーメンを買って来いというのか、やめろというのかはっきりしない。 ここまでは、それでも大丈夫だ。 「今すぐ戦闘服に着替える?」 このような状況になると気後れした部下たちはズボンを半分ほど下ろしたまま機嫌を伺うに決まっている。 彼の作品ごとに出てくる話し方が一つの文体になっているが、これを「根性体(クンソンチェ)」と言う。 ケバクサルは、根性体を代表する造語の1つだ。 ところでどうして「ソンモ体」ではなく「根性体」と呼ぶのだろうか? キム・ソンモが作品で「根性が最高?」という名言を残した後、「根性」が彼のあだ名のようになってしまったからだ。 |