解説 | ハングル:チプテギ ハングル発音:집태기 意味:新型コロナウイルスで家で過ごすことに対する憂うつ感 解説: 家(チプ、집) + 倦怠期(クォンテギ、권태기)の合成語。新型コロナウイルスで家で過ごすことに対する憂うつ感。 ソウルの北の道峯山(トボンサン)に、天竺寺(チョンチュクサ)というお寺がある。岩から湧き出る泉の味がとてもおいしく、水を一口飲もうとする人もいるということだ。 道峰山の小さな寺の天竺寺が有名になったのは、この泉のためではなく1965年に建てられた無門關(ムムングァン)からだ。 僧侶が1坪余りの部屋に入り6年間出てこないで壁を見ながら修養する場所だ。修行している間、外から鍵を掛けて閉める。それで名付けられたのが「無門」だ。世の中とコミュニケーションする窓口は茶碗を入れたり出したりする供養口だけだ。狭い部屋であぐらをかいて壁と向き合うのだが、必要なコミュニケーションは筆談で行う。 約100人の僧侶が無門關の6年の修行に挑戦したが、修行を終えた僧侶は4人だけだと言われている。 新型コロナウイルスは、自分の家も無門關にしようとしているのかもしれない。 家の中で過ごすことを6年の壁修養に比べるだと? お坊さんたちは怒るかもしれないが、平凡極まりない私たちが感じるから、そうだと言うことだ。 |