解説 | ハングル:읽씹 ハングル発音:イルシプ 意味:いわゆる既読スルーのこと 解説:읽고 씹다(イルコ シプタ/読んで無視する)を短くした言葉だ。 メールやメッセンジャー、SNSのメッセージを読んでも何の返信も送らない場合を指す俗語だ。「씹다(シプタ)」という言葉自体が他人の言葉や文章、または呼び出しを無視したり応答しないという意味を持った俗語だ。 重要なことが起き、何人かにメールを送ったがそのうちの1人から連絡がない。 「おかしい。連絡を無視する子ではないのに」 むかつくというより、心配だ。 仕方なく電話をかけて、やっと連絡がついた。 「家で何かあった?」 「なぜ?」 「メールを送ったけど返信もなく、連絡もつかないから心配になって」 「ごめん、携帯電話を家に置いてきてメールを見てない」 彼がメールを見たのか、本当に家に携帯電話を置いて出てきたのか、最近何かがあったのかを知る方法がない。ただ何もないことを願うだけだ。 少なくとも昔はそうだった。メールを見たのか確認する方法がなかった。しかし、状況が変わった。 カカオトークやFacebookメッセンジャーなどでは、相手が自分のメールを読んだかどうかをすぐに知ることができる。イルシプもそのためにできた言葉だろう。 送信したメッセージを相手が閲覧した場合、カカオトークの場合はメッセージに添付された1が消え、フェイスブックメッセンジャーでは相手が読んだ時間が表示される。イルシプも気分が悪いが、メッセージに添付された1が消えない場合は、完全無視されたという考えが浮かぶだろう。特に会う約束を決めるためのメッセージならば、その返事を待っているうちに約束を変えるチャンスを逃す不祥事も起こるだろう。 友人や知人、仕事関係でも使われるが、主に男女の関係で使われる表現だ。 カカオトークでアルバイトの応募を受けてから、募集が締め切られたにもかかわらず、知らせない事業主もたまにいる。お知らせは出さずに、後に応募メールは全部イルシプしてしまうのだ。悪い事業主だ。このような人の下で働くと無駄にアルバイトしたと後悔するかもしれないので、むしろイルシプされるほうがいいかもしれない。 メッセージが来たが嫌いな人からのものだ。ところが内容は非常に気になる。このような時どうだろうか? チャットルームに入らずチャットリストだけを確認したり、通知カバーなどカカオトークの内部機能を活用して送信したメッセージを読んでも、読んでいないふりをして、しらを切ればいい。このような行動を「アンイルシプ」と呼ぶ。 もし相手が気づいたら、イルシプよりもはるかに深刻な侮辱を感じるだろう。 イルシプされた人が怒りを我慢できずに暴行を犯した事件もあるという。相手がストーカーでイルシプしたのなら?メールを無視する程度で止まらず、警察に通報すればより安心だろう。 |