解説 | ハングル:영자 ハングル発音:ヨンジャ 意味:運営者 解説:運営者(운영자)を短くした言葉。 作家の趙善作の短編小説に『ヨンジャの全盛時代』という作品がある。素朴な田舎娘のヨンジャが上京して娼婦に転落していく苦しい生活を描いた小説だ。映画にもなって人気を集めた。 映画のポスターにはこう書かれた。「ヨンジャ、私たちが出会った女性、私たちが愛した女性、私たちが捨てた女性」 ヨンジャは素朴な田舎娘の代名詞だった。 1950年代までは韓国で最も一般的な名前だった。1945年に生まれた女の子の中で9298人にヨンジャという名前が付けられた。ヨンジャの次はジョンジャ、スクジャ、チュンジャ、ギョンジャ、オクジャ、ミョンジャ、ジョンスン。 その後、女性の名前は「ミヨン」が大勢となり、2000年代初めには「ソヨン」に変わったが、最近ではあまりにも個性的な名前が多いため、どの名前が大勢なのか決めることは難しい。 そうこうするうちに、ヨンジャが再び全盛期を迎えた。 インターネットのゲーム、掲示板、コミュニティを左右する存在となった。コミュニティの最高運営者だけでなく掲示板の管理者やオンラインゲームのGM(General Manager)もことごとくヨンジャだ。ただし、もやはヨンジャは何も知らずにずるがしこい都市の人に搾取される無邪気な田舎娘ではない。 |