解説 | ハングル: 맨스플레인 ハングルの発音: メンスプルレイン 意味: Man+explainの合成語。男性が権威的な態度で下の人を訓戒するように女性に説明する行為。 解説: Man+explainの合成語。男性が権威的な態度で下の人を訓戒するように女性に説明する行為。女性主義運動家の間では男性が女性に対して持った偏見と男尊女卑思考をそれとなく強要することをからかう意味で使われる。 この言葉を流行させた人はアメリカの女性運動家であるリベッカ・ソルニット(Rebecca Solnit)だ。 有名な逸話もある。 ソルニットはある日一人の男性に会った。相手の男性はソルニットがマイブリッジ(Eadweard Muybridge)に関する本を書いたと話したら、「最近マイブリッジに対する重要な本が出版された」と言いながら本に関する説明を始めた。ソルニットの友達がその本の著者がソルニットだと数回話した後にようやく男性は口を閉じたそうだ。 後で分かったことだが、男性は本を読んだのではなくて、新聞に載っていた書評を読んだだけだった。 ソルニットがこのエピソードを新聞に載せるとすぐに共感するという反応が多かったし、このことで2010年代の初めからメンスプルレインという単語が流行し始めた。2010年ニューヨークタイムズで今年の単語に選ばれたし、2012年にはアメリカ言語研究会で最も創意的な単語に選ばれた。 ソルニットは「男性は度々私に指導しようとする」という本で「私の経験上何も分からないくせに、自信を持って正面対決を日々行う人は一つの性に多いほうだ。男性は度々私を、そして他の女性に教えようとする」と書いたりもした。 遠い昔は、韓国でこういう現象が激しかった。 女性が意見を提示しようとすれば、「女に何が分かるんだ」という風に、じろりと見るだけで女性の口を閉じさせた。 最近もこういう話をする男性がいるだろうか? さあ? もちろんまだ「先輩だけ信じろ、俺が教えてやる」と言って事細かく人をイライラさせる男性もいるだろうが、私は優秀な女性の後輩のせいでいじけた男性の先輩の方が多いと思う。 メンスプルレインという単語自体に対する否定的な意見もあったりする。 単語自体に差別的な意味が入っているという主張だ。これらはすべての男性でなく、権威的な男性たちが先ほどのような態度を見せて、権威的な女性たちも無条件、人を指導しようとするのでメンスプルレインではなく、パウォスプルレイン(Powersplain)と呼ぼうと提案している。 しかしメンスプルレインは権威に対する葛藤ではなくて、男女の間で起きた問題を指摘する言葉なのでパウォスプルレインで代替されるのは難しいだろう。 |