解説 | ハングル: 에눌가능 ハングルの発音:エヌルガヌン 意味: (中古物品の取引で)エヌリ可能 解説: 中古物品の取引で「エヌリが可能だ」という新造語。 エヌリには2つの意味がある。 1. 物の代金を受け取る値段より高値で言ったり、実際より高く付けた値段。 2. 値段を負けること。 だから最初から物の代金に少しは値段を下げる分が含まれていることが分かる。 厳格な正札制で代金を下げることは絶対にできないと思っていたデパートでもエヌリは可能だ。 直営店では難しいが、入店業者の場合は交渉によってタグについた値段の半額でも買える。筆者はシンガポールへ旅行に行った時に友達がデパートでも値段を負けてもらうために交渉する姿を見たことがある。 英語を一言も話せない友達が、方手に財布を持って、札を出し入れしながら交渉するのを見てとてもおもしろかった。 韓国は一般電話や携帯電話は料金の交渉が不可能だが、電話会社の競争が激しいアメリカでは国際電話の料金もエヌリが可能だそうだ。初めてアメリカに移民に行った人々は現地の事情をよく知らないので韓国に電話を数回しただけで100ドル以上を払ったが、後からエヌリが可能なことを知って、20ドル程度に減ったそうだ。 だから「エヌルガヌン」という話には、たくさん負けてやるという販売者の意志(?)が含まれているのだ。 だからと言って、すべての商品やサービスをエヌリできるわけではない。税金も安くしてくれないし、電車の料金やバスの料金も一切、エヌリできない。遠い昔にあった「 시골영감(シゴルヨンガム、田舎のおじいさん*)という歌を紹介しよう。 田舎のおじいさんが、初めて汽車に乗る 切符を売る駅員のお姉さんと口げんかをしているようだ この世に、エヌリできない商売がどこにあるんだ おじいさんが負けてくれとしつこくねだるので、お姉さんが呆れた顔で見つめる 汽車は、ポーッと汽笛を鳴らして出発する おじいさんが、びっくりしてお金をすべて出しながら 安くしなくていい、全額払うから俺を乗せてくれ * イギリスの歌手、Charles penroseの『The Laughing Policeman』を翻案して作った歌だ。 |