解説 | ハングル: 안아키 ハングル発音:アンアキ、アナキ 意味: 薬を使わないで子供を育てる親、または、そのような親たちが集まったコミュニティサイト 解説: 「薬を使わないで子供を育てる」の略語。このような人たちが集まった「Naverカフェ」(コミュニティサイト)を指すこともある。 このカフェは、かつて6万人の会員がいたが、今は半分、閉鎖状態だ。 アンアキ?ふと思い浮かぶのは「赤ちゃんを抱っこして育てる」と解釈されがちだ。昔は赤ちゃんをほとんど、おんぶして育てたが、そうしたら足がきれいにならないというので、最近は抱っこして育てようとする親が多い。 しかし、「アンアキ」は抱っこすることとは全然関係ない。薬を使わずに子供を健康に育てたいという願望を込めた親たちだ。 Naverカフェ「アンアキ」を作った人は、韓方医のキム・ヒョジンだ。 もちろん、薬は使わないほうがいいだろう。 すべての薬は毒だからだ。 しかし、病気の子どもを病院に連れて行かず、苦しませて身悶えさせて放置すれば、治るのはさておき、子どもが受けるストレスは人格形成にも悪影響を及ぼすだろう。 アンアキのママたちは、これを自然治癒、「体の勉強」と呼ぶ。 まあ、そういう時もあるだろう。病気の子供を病院に連れて行かず、治るまで放っておくことも本人の選択と見ることもできる。でももし、伝染病にかかった子供なら?そんな子が幼稚園や銭湯に行ったら?健康な子供まで病気になるだろう。 医学が発達する前に乳幼児の死亡率が高かったことを考えると、本当に愚かなことだ。 ここまでは、それでも病院や医師に対する不信感から始まったものと考えることもできる。 しかし、アンアキの会員の間に炭パウダーを食べさせる、水疱瘡にかかった子供と一緒に遊ばせて免疫力を上げるという「水疱瘡パーティー」、やけどをした時40度のお湯に火傷の部位をつける変な治療法などは、到底納得しにくいだろう。 その上、キム・ヒョジンは炭パウダー、健康食、漢方薬などを非常に高い値段で売って利益を得た。 キム・ヒョジンは、食品衛生法違反などの疑いで起訴され、懲役2年6月に執行猶予3年の刑を受けた。 カフェは閉鎖されたが、薬を使わないで子供を健康に育てたいという願望は残っている。 一生、病院の敷居を踏まず、健康に過ごせば、どんなに嬉しいことか。 世界中の人々が、そのような願望を抱えている。 |