解説 | ハングル: 걍 ハングル発音:キャン 意味:クニャンの略語、何の意味もないこと 解説 クニャン(그냥、ただ、別に)の略語。何の変化もなしに、その状態のまま、何の代価や条件、または意味などないという意味。従量制が適用されたパソコン通信時代に一字でも減らすために登場した表現だが、現在でもよく使われる。 「どうしていつも、クニャンと言うの?」 「クニャン」(別に) 韓国人がうっかり言い放つ言葉の一つだ。 何の意味もない言葉なので、特に言うことがない時に使いやすいからだと思う。 時には心の中に秘めてた言葉を話すのが難しい時に使うこともある。 一人で好きな人が通り過ぎるのを見て「すみません!」って声をかけてみたけど、 「何ですか?」 と聞かれると 好きと言おうか、どうしようかと迷う 「クニャンです」 と言ってしまうこともある。 ただ声をかけただけだが、好きという本心はもうバレただろう。 好きでもない人に声をかけるはずがないからだ。 クニャンは特に話すことがない時に使う。また、クニャンの前に「アジュ」(아주)、「マク」(막)「ファク」(확)などの単語が付くと、クニャンは強調する意味になる。 例えば、手を振りかざして「アジュクニャン!」と言うと、一発殴りたいということだ。 クニャン(キャン)と似た意味の単語に「クジョ」(그저、ただ)があるが、ニュアンスは全然違う。 クニャンは、肯定、否定的な意味がない無味乾燥な言葉だが、「クジョ」には否定的なニュアンスが込められている。 「最近どう?」 このような質問に「クニャンクレ」(まあまあ)という返事をするなら良くも悪くもない状態を意味するが、 「クジョクレ」(あんまり)は、状況がよくなるのを待っているのに、全然よくなる気配が見えないという残念な気持ちが混ざっている。 |