解説 | ハングル:퇴튜던트 ハングル発音:テチュドントゥ 意味:退勤後に塾や読書室に通う会社員 解説: 「退勤+スチューデント(student)」の合成語。退勤後、疲れた体を引きずって家に帰るのではなく、塾や読書室に向かう会社員。 退勤後、塾に行く会社員の足を注意深く見てみよう。 とても軽快な、鼻歌が自然に出てくるような一歩もある。 その反面、仕方なく一歩を踏み出すのがとても大変そうな動きも目立つ。 テチュドントゥだからと言って全く同じ立場ではないという意味だ。 苦労して入社した会社だが労働環境も給料もあまりにも悪く、より良い会社に入ろうと資格を取るために行く足が重い。資格を取っても新しい会社に入社できるという保障もないし、だからといって今の会社に通い続けるには未来がとても暗くて、ただ仕方なく塾に行っているのだ。 ピアノ教室や、美術教室に向かう会社員の足取りは活気に満ちている。 仕事が終わって初めて自分の人生が始まったような気もする。
大企業に勤める30代の女性は、週に2回バレエを習っているが、年末には公演も開く予定だそうだ。バレエスクールに通いながら、「趣味は何か?」という質問に堂々と「バレエ」と答えることができた。 バレエが趣味だと言われて目を吊り上げる姿に「趣味も競争力だな」と改めて気づいた。 テチュドントゥの一部は、最初から大学に向かったりもする。 夜間大学院に通いながら宿題もして試験勉強もするために時間がぎりぎりだが込み上げる喜びを隠せない。 退勤後、普段から夢みてきた道を探す人生は誰にでも許されない。 2021年から韓国の全ての事業場に週52時間勤務制が施行されているからといって、退勤後の暮らしが皆に十分な休息や余裕を保障するわけではない。 |