解説 | ハングル:벼락거지 ハングル発音:ビョラクコジ 意味:住宅価格が下がるだろうという見通しを信じ住宅を購入するチャンスを逃した人 解説: 住宅価格が下がるだろうという見通しを信じ住宅を購入するチャンスを逃した人たちを指す言葉だ。自分の所得に大きな変化がないにも関わらず周辺の住宅価格が暴騰したため相対的剥奪感を感じる無住宅者を指す。 ビョラクコジにも類型がある。 1つ目は働きアリ派。 それこそ死に物狂いで働きながら貯蓄する共働きの夫婦たちだ。融資を受けたならとっくに自分の家を買うことができたが無理して家を買うのを躊躇した人々だ。 かなりのお金を通帳に入れることはできたがソウルの住宅価格上昇額はそれの数倍以上なのでマイホームを購入する機会はますます遠のいてしまった。 実際、ソウルの住宅価格はムン・ジェイン政府発足前の2017年5月に備えた国民住宅に多い84平方メートル基準、4億ウォン以上値上がりした。ちょっとした所得では中流階級が貯蓄でカバーしにくい規模だ。 2つ目の類型はタイミングを考えていた人たちだ。 政府の供給対策、不動産価格安定化のための施策を信じて住宅価格が下がれば買おうと意気込んでいた人たちだ。 競争倍率が70倍に達し簡単に分譲できる加点カットラインも高まりマンションの分譲が難しくなった人もいる。 特に、ソウルのチョンセ(一定金額を保証金として預け、家主にまとまった保証金を一括して借りる賃貸制度)価格が急騰しビョラクコジが必死にためた金額ではチョンセ金を充当できなくなった。 無住宅者ではないが庭のある広い一戸建て住宅を固守し自分も知らないうちに上流階級から中流階級または庶民に墜落した人々もビョラクコジに含まれる。 金持ちが集まって住んでいた城北洞(ソンブクドン)、洗剣亭(セコムジョン)などの由緒ある一戸建て住宅にもビョラクコジが生まれた。ずいぶん前、彼らの住む家は最高の豪華住宅だったが、再開発ブームに建てられた漢南洞(ハンナムドン)の山のてっぺんよりみすぼらしい住宅よりもさえない状況に陥った。 城北洞に住む大学総長を務めた方がこのような話をした。 「うちの家を売って江南(カンナム)にある程度のマンションは買えない。私は乞食だ」 |