解説 | ハングル:자부타임 ハングル発音:チャブタイム 意味:家事と育児から完全に離れ自分だけの時間を過ごすこと 解説: 「自由婦人の時間を持つこと」の略語。家事と育児から完全に離れ自分だけの時間を過ごすことを意味する母親たちの隠語。インターネットコミュニティサイト「マムカフェ」で主に使われる新造語。 新型コロナウイルスは母親たちから非常に大切なものを奪っていった。 チャブタイムだ。 社会的距離の確保の段階が格上げされてから夫まで在宅勤務するようになり「ドルバドルバプ」(振り返るとご飯)が日常になってしまったのでチャブタイムは夢にでも描ける贅沢になってしまった。 正直に言うと、お子さんが大きくなる前なら新型コロナウイルスが人の足を引っ張る前も主婦が一人ぼっちになる時間はあまりなかった。 夫が出勤して子どもを学校や保育園に行かせた後も家の隅々で主婦の手を待っている何かが必ずある。いつ飛んできたのかわけの分からないほこり、夫と子供が勝手に脱ぎ捨てた服、洗濯機に入れてくれとせがむ洗濯物、今夜は何をして食べさせようか、頭の中をかき乱す雑念…。 繰り返される日常に「私」も「女」もなくなり、「母」と「妻」だけが残る。 その後「私って誰なの?」という疑問が湧いてくると手のほどこしようがなく憂鬱になる。 一日、いや半日でも、いやたった数時間でも誰かの妻、誰かのお母さんではなく自分に集中して過ごすことができたら…。 そのような欲求が自然に生まれるだろう。 そのため、妻にあげることのできる最大のプレゼントがチャブタイムとも言われる。 |