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サムスン電気「5年以内に売上げを2倍に」

中国・天津工場が本格稼働に 

  • サムスン電気「5年以内に売上げを2倍に」

サムスン電気の慶桂顯(キョン・ゲヒョン)代表取締役(社長・写真)は17日、定時株主総会で「中国天津の自動車電子機器の部品工場が試験生産を拡大し、すぐにも本稼動する」と、電装などの新事業の拡大意志を明らかにした。同氏はまた、「2026年までにサムスン電気の売上げを2倍に増やす」という中・長期ビジョンを提示した。

キョン社長は同日の株主総会に先立って記者たちと会ってこのように述べた。同氏は「天津工場は昨年末、自動車電装用積層セラミックコンデンサ(MLCC)の試験量産を始めて、物量を大きく育てている。今年は市場環境が友好的であることから昨年よりも生産をはるかに大きく増やさなくてはならず、天津工場がかなり寄与するだろう」と述べた。

2018年、サムスン電機は自動車電装部品を新成長動力として注目し、5000億ウォンを投資して天津に中国内での最初の電装用MLCC基地を建てた。 MLCCは電子製品に電流が一定に流れるように制御する重要な部品だ。現在、商用化された純粋な電気自動車(EV)は1台当たり約2900個のMLCCが搭載されるが、2030年ごろには1万5000個に増えることが期待される。

キョン社長は異例的に、株主総会で経営の現状と中・長期ビジョンについて40分間の発表(PT)も行った。同氏は昨年の就任直後から、社員・株主とのコミュニケーションを強調してきた。キョン社長は「サムスン電気は2019年には約7兆7000億ウォン、昨年は約8兆2000億ウォンの売上高を達成した。2026年までにさらに1.5倍あるいは2倍まで成長させるという目標」だとし、「今年は最高の成長企業ビジョン達成の礎石をおく」と述べた。

最近は世界的企業の話題になっている「環境・責任・透明経営(ESG)」に対しても、キョン社長はビジョンを提示した。同氏は「サムスン電気はESG担当組織である持続可能経営事務局を新設して3Pに向かう」とし、「3Pは安定収入(Profit)、社会構成員の幸福追求(People)、環境責任の実現(Planet)を最優先にする」と述べた。

またキョン社長は「濾過されていない、本物の現場の声をて聞く」とし、社員とのコミュニケーション強化の意志も見せた。同氏は「4月からは週に一度社員に直接会って話を聞き、問題点を解決しようと思う」と述べた。
  • 毎日経済 | イ・ジョンヒョク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2021-03-17 20:05:52




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