A. | 母親は子どもを連れて親戚の家に遊びに行きびっくりしました。 一緒に昼食を食べることになったのですが、子どもが味噌チゲを食べてるのです。 それもとてもおいしく。 母親はご飯を食べる間中、子どもが食べる姿をチラチラと見ていました。子どもがナムルまで食べながらご飯一杯を食べ終えるのを見て挫折してしまいました。 家では、あんな風に食べたことがなかったからです。味噌チゲを食べるなんて…。高価な有機食品を購入して真心を込めて作っても味噌チゲはスプーンですくったこともありませんでした。 親戚の家を出る時、すごく羨ましかったです。そして悟りました。子どもがおかずに文句を言ってラーメンを食べようとしたり、ファーストフードに熱狂したりしたのは、すべて自分のせいだということを、料理の腕がむちゃくちゃだからだということが分かったのです。 『うちの子が変わりました』(SBS)などの育児番組では、「うちの子は買い食いばかりしている。おかずに不平が多すぎる」という事情が紹介されても両親の料理の実力のせいだとは診断しません。 そんな理由を挙げると「毎日、三食作って食べさせるのがどれだけ大変か?」という抗議が殺到するからです。 自分が食べてみると味も悪くないし、いや、おいしいため、「これは子どもが屋台の食べ物が好きだからではないか」という反発も無視できません。 料理下手は親譲りです。まずい食べ物に慣れてくると大人になっても同じ味を作る可能性が高いです。 親譲りを断つためには料理下手から脱出しなければなりません。 料理下手から脱出する方法は簡単です。練習するのです。人間関係でもそうであるように料理も練習を重ねると上達するものです。 もちろん、救済不能な料理下手がいないわけではありません。ラーメンもきちんと作れないし炊飯器で炊いたご飯も目茶苦茶になることがあります。しかし、たいていは数か月、長くて数年(?)経つと自分でも驚くほど料理に誇りを持つようになります。 どうやって練習すればいいですか? 練習する前にまず偏見から捨てる必要があります。 どんな偏見? このようなものです。 - 体に良くない雑菌を殺すとして無条件加熱してみよう。 - 加熱しながら携帯電話を見たり他のことをする。 - 健康に対する過度な執着で体に良いという食材を手当たり次第に混ぜて作る。 - 自分が好きな材料に対する過度な執着。どんな料理を作ろうと、これは必ず入れなければならない。 偏見を捨てましたか? 簡単に捨てられないでしょう。 料理をした経験のない人は食材を扱うのも苦手です。 まず簡単な料理から始めてみるのがいいです。材料の種類が少なく料理の時間が短く過程が複雑でない料理。例えば、油を引いたフライパンにいくつかの材料を切っておいて加熱するだけの炒め物が初練習の相手としてはぴったりです。 もしこれも負担ならラーメンで実験してみるのもいいかもしれません。ラーメンを美味しく作る多彩な作り方が紹介されているので真似してみましょう。 慣れてきたら少し複雑な料理に挑戦してみることです。 料理下手から脱出方法はレシピで言われた通りにすることです。面倒でも何グラム、大さじいくつなど、教えてもらった通り、正確に量を計って入れなさいということです。レシピに出ている材料がないからと勝手に材料を変えてもいけません。塩を入れろと言われたのにナトリウムが健康に良くないと拒否したりジャガイモの代わりにサツマイモを入れたり砂糖を入れろと言われたのに太るからといって忌避するなという話です。 いい加減にしても駄目です。レシピでお湯ならお湯で、冷水なら冷水を使うということです。どれも同じお湯で沸騰すれば同じになるとは思わないでほしいです。 レシピに出てきた通りに練習しながら味見して調整するのもコツです。レシピを見ると、「少々」または「適量」など曖昧な表現が出てきますが、上手な人ならそれがどの程度なのか感覚で分かりますが、初心者、特に料理部屋はピンときません。そのため合間合間に味を見ながら、少しずつ追加する方法が正しいでしょう。料理する始終見守らなければならないので、煩わしくて面倒です。しかし、仕方がないです。料理下手から脱出するために猛練習をしているところなので耐えなければなりません。 料理を作ったなら残ったのはフィードバックです。まず、自分が作った料理がおいしかったのか、料理を作る過程で何を誤ったのか、反省する時間です。 フィードバックで最も重要なのが加熱です。練習しながら火に対する感覚を養えということです。どんな材料が簡単に火が通って、どんな材料は火が通るのを拒否するのかも練習を通じて確認し、強火、中火、弱火で材料がどのようなものなのかを確認してみる過程でもあります。 加熱は料理練習の中で最も重要なことです。火は料理のアルファ、オメガです。いや、文明そのものです。 |