A. | 「見知らぬ女性から彼女の香りを感じた」 普通の男性がシャンプーを選ぶ基準は簡単です。 「ラベルにシャンプーと書かれてたと思うけど…」 これがすべてです。もう少し計算すると価格ぐらいです。 その反面、女性たちがシャンプーを選ぶ基準はとても厳しいです。 「何を買ってもいいんじゃないの?」 男女の違いがシャンプーで終わればいいのですが、考え方の違い、会話の仕方の違いにつながるので、しばしばケンカに発展することもあります。 男性と女性は言葉を理解する程度が違います。最も簡単な「きれいだ」という言葉を例に挙げてみましょう。 男性は「きれい」という言葉を主に女性の外見に重点を置いて使います。その反面、女性たちは外見以外にも行動、性格、口調などを全て合わせた言葉として使います。そのため紹介してくれる女性に「きれいな女性を紹介する」と言われて期待を膨らませて、デートの場所に行った男性たちはがっかりすることがよくあります。 ある状況に直面した時、男性はまず解決策を思い浮かべます。女性が病気の場合も同じです。 「いつか一度」という言葉に込められた意味も男女の間で違ってきます。男性がぽんと吐き出す「いつか一度」には、本当に「いつか一度」と日を決めて何かをしようという意味ではありません。ただ儀礼的に言うだけです。反対に、女性が男性に「いつか一度」と言ったなら「本当にいつかは必ずそうする」という本心が混じっています。男性に好感を持ったので「いつか一度…」。そのため男性は辛抱強く待てばいいのです。 女性が男性に言います。 「私、体の調子がよくないの」 男性は心配になります。 「風邪じゃないの?薬を飲んだらいいよ。薬がなければ僕が買ってあげる」 絶対に無関心なのではありません。心配で死にそうです。しかし、女性は少しイライラしています。それでも表向きには示しません。ただ一言、答えるだけです。 「私、本当に苦しいの」 「だから僕が薬を買ってあげるって言ってるじゃないか」 「知らない、もういい、私は薬を飲まない」 女性に体調が悪いと言われて心配していた男は爆発してしまいます。 「どうしろって言うんだ、薬を買ってあげると言ってるだろ」 「薬は飲みたくないの」 女性が期待していた言葉は「すごく苦しいのか?君が体調を崩してるから僕まで苦しいよ、どれほどつらいだろうか、熱まで出てるよ、本当に大変だね」こんな言葉でしょう。 女性は解決策よりは共感を期待します。男性が心配してくれる姿を見て慰められたがっているという意味でしょう。 結論的に言うと、男女の会話で出てくる違いは共感能力によって分かれます。男性は「正しいか、悪いか」を優先し解決策を探すことが優先ですが、女性は共感を求めます。 それでは、このような違いは男女のDNAが違うからでしょうか? 生まれつき、男女の共感能力に渡れない川があるのでしょうか? 次回は、これについて確認してみましょう。 |