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韓国の大学生、企業・政治家に対する信頼度は底…いっそ初めて会った人を信じる


韓国大学生の企業や政治家に対する信頼度がほぼ底水準であることが分かった。

19日、「2.1持続可能研究所」と大学生メディア協同組合「YeSS」が昨年11月に現代リサーチなどに依頼し、全国130余りの大学生2300人を対象にアンケート調査した結果、政治家と国会を「信頼する」と答えた割合が、それぞれ2.6%と4.8%で調査項目の中で最も信頼度が低かった。研究所は、「非常に信頼する」、「おおむね信頼する」、「信頼する方だ」など、積極的に信頼意思を表示した結果を百分率で換算してこのような結果を得たと説明した。一言で、政治家と国会を積極的に信じる大学生がほとんどいないという意味だ。

企業を信頼する大学生の割合も7.7%に過ぎなかった。これは外国人(8.3%)や初めて会った人(8.4%)に対する信頼度よりも低い水準だ。

2.1持続可能研究所のキム・ビョンギュ副所長はアンケート結果について「比較基準で知らない人と外国人を入れてみたところ、政治家や企業がこれらよりも信頼度が低く出てきたことは非常に注目すべきことに値する」とし、「未知の人物よりも信じられないということは、これらに対する否定的な評判が累積されてきたことを意味する」と述べた。特に企業の場合、最近の「甲乙関係」論難などに否定的なイメージが強化されたことが低い信頼度に影響を及ぼしたものと研究所は分析した。

最も信頼する対象は、家族(95.8%)と友人(88.1%)が圧倒的に高く、信頼度で1・2位を占めた。これらを除けば、国際機関(38.1%)が高い信頼度を占めており、病院(33.3%)、学校(26.6%)、裁判所(20.7%)、市民団体(19.4%)などが相対的に高かった。新聞(17.3%)、ラジオ(17.2%)、TV(14.0%)などメディアの信頼度がその後に続き、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を信じるとの回答は7.6%で低かった。

検察(12.9%)と警察(15.5%)の中では、警察側に比較的高い信頼を送り、目を引いた。キム副所長は、「信頼度が50%を超える対象が家族、友人のほかないという事実は、韓国社会の社会的資本がそれだけ低いことを示す」とし、「これは家族・友人を除けば、積極的に信じる相手がほとんどないことを意味だ」と説明した。

一方、同じ対象を相手にした大学生の幸福度に対するアンケート調査では、大学生の幸福感が2年前より下落したことが調査された。研究所は2008年から大学生を相手に「生」に対する満足度を主観的尺度に基づいて100点満点を基準に示した結果を調査してきた。

2008年75.9であった幸福度は世界的な金融危機の影響で景気が低迷し、2009年に70.4に落ちたが、徐々に反騰して2012年に75.2を示した。2014年の調査では、幸福度が2年前より2.81ポイント下がった72.39へと下がり、グローバル金融危機以降、二番目に大きい下げ幅を見せた。特に就職を控えて卒業時期を延長した4年生超過者の幸福も幸福点数が最も低いことが調査されたと研究所は説明した。

専攻別では、教育、経営・経済、医薬、芸体能、自然科学分野の学生の幸福度が平均より高く、人文・社会、工学分野の学生の幸福度が平均より低かった。

宗教別では無教(71.52)とキリスト教(72.81)の幸福度が平均より低く、天主教(74.26)・仏教(74.57)、その他宗教(78.72)の幸福度は平均より高かった。
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  • 入力 2015-01-19 08:36:50




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