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チョンセ難の中で、ヴィラ許認可・着工10万世帯を突破


最近、松坡区三田洞、瑞草区方背洞、恩平区鷹岩洞などソウルの下層住居地一帯にヴィラ新築の風が巻き起こっている。竣工後に分譲の垂れ幕がかかったヴィラも多い。町内のあちこちの公衆電話ブースと電柱に新築ヴィラ分譲を知らせるチラシが貼られている。すべてアパートに比べて安価な価格を掲げている。ある多世帯住宅事業者は、「低金利とチョンセ難によりヴィラ賃貸需要が同時に増えており、分譲も上手くいく傾向」だと話した。

ヴィラ需要が増えている決定的な理由は、慢性的なアパートチョンセ難のせいだ。KB国民銀行によると、ソウルのアパート平均チョンセ額は3億4000万ウォンで、社会人一年生たちが耐えるのは難しい水準だ。一方で連立住宅売買価格は2億3500万ウォンに過ぎない。同じ面積で古いアパートのチョンセ金であれば、新築ヴィラに入るというものだ。

需要は供給を触発している。国土交通部によると、今年に入って4月まで単独・多世帯・連立住宅の許認可量と着工量すべてが10万世帯を突破し、それぞれ10万3005世帯、10万3189世帯を記録した。昨年の同じ期間の許認可量・着工量は8万8166世帯と9万556世帯にむらべてどちらも1万世帯以上増加した数値だ。

許認可と着工量は多世帯・連立選ばずに増加した。特に4月まで全国の連立住宅認許可量は最近2年間は約2700世帯にとどまったが、今年に入ってすでに5000世帯を突破して注目を集める。このような傾向であれば、今年上半期のヴィラ認許可・着工量どちらも15万世帯を超える史上最高水準に達するものと見られる。

ヴィラ供給増加はチョンセ難の解消を助ける。建て替え移住による一時的なチョンセ問題の解決にも寄与する。チョンセ金や売買価格がアパートに比べて安価であることも長所だ。低金利により適当な投資者を探すことができない状況で、ヴィラは賃貸人にオフィステルのような満足のいく収益型不動産となる可能性がある。このため、ソウル不動産情報広場によると、今年に入って多世帯・連立取引量は△1月2922件、△2月3005件、△3月5426件、△4月6525件と持続的に増えている。

一方で供給過剰を憂慮する声も出ている。住宅業界の関係者は、「オフィステルと都市型生活住宅も日度過剰供給の危機を体験した」とし、「多世帯供給が持続的に増えており、来年や再来年の賃貸収益率は調整を受ける」と展望した。
  • 毎日経済_ムン・ジウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-05 14:34:06




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