トップ > コリアナウ > 政治 > 北朝鮮、寧辺のほか秘密の核施設運営

北朝鮮、寧辺のほか秘密の核施設運営

米国務省、議会に可能性提起…核交渉の突発変数に 

  • 北朝鮮、寧辺のほか秘密の核施設運営
米国務省が最近の報告書で、北朝鮮が寧辺(ニョンビョン)以外に、他の秘密核施設を運営していると推定した。米政府が北朝鮮の未申告の核施設が存在する可能性を公式報告書で提起したのは今回が初めてだ。

米国務省は先週、議会に提出した「軍縮・非拡散条約履行」の年次報告書で、「米国は(寧辺以外に)北朝鮮の追加の未申告核施設が存在するという明白な可能性(clear likelihood)があると見る」と明らかにしたと7日、確認された。今まで北朝鮮の核交渉は、寧辺の核施設に焦点が合わせてきたが、もし未申告の核施設が追加で存在する場合、北朝鮮の核交渉がさらに複雑になる。

特に米国務省は、北朝鮮が寧辺に建設中の実験用軽水炉を取り上げ、「万が一、成功的に完成して運営に入る場合、北朝鮮に相対的に少ない電力の源泉を提供することになる」とし、「これはまた、核兵器製造のための核分裂性物質を生産するにあたって、潜在的に使用されるウラン濃縮技術保有の正当性として活用されるだろう」と懸念した。

米国務省はまた、北朝鮮が2013年に寧辺の5MW(メガワット)級の黒鉛減速炉を再稼働することにより、兵器級プルトニウムの生産過程を再開したと明らかにした。米国務省の報告書は、「米国は昨年、北朝鮮が非核化と関連した意味のある進展を約束することを前提に、6カ国協議再開のための外交的努力に応えるよう促してきたきた」とし「しかし、昨年、北朝鮮が見せてくれた継続的な核活動と声明は、2005年9・19共同声明と国連安全保障理事会が規定した義務を遵守する意志がないことを見せた」と指摘した。

このほか、米国務省は「米国は、北朝鮮が攻撃目的で生物兵器の使用を考慮していると判断している」とし「これは生物兵器禁止条約(BWC)に反している」と強調した。
  • 毎日経済_ワシントン=イ・ジンウ特派員/写真=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-07 17:35:55




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア