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韓国で殺人罪の公訴時効が廃止されるか…国会通過に最善

関連法、法案審査制1小委を通過 

  • 韓国で殺人罪の公訴時効が廃止されるか…国会通過に最善
△キム・ヒョンウン法務部長官が京畿道の安山市にある「外国人住民通訳相談支援センター」を訪問し、従業員と握手している [写真提供=法務部]

韓国の金賢雄(キム・ヒョンウン)法務部長官は「法務部は、殺人事件の公訴時効を全面廃止する法案を国会に提出し、法案通過のために最善を尽くす」と明らかにした。キム・ヒョンウン長官は21日、就任してから初めて政策現場を回り、外国人の強力事件が相次いで発生した京畿道の水原市と安山市を訪れ、このように述べた。

水原市の八達(パルダル)は、2012年と昨年、いわゆるオ・ウォンチュン、パク・チュンプン事件と呼ばれたバラバラ殺人事件が発生した地域だ。安山市は、全体的な人口停滞にも関わらず、外国人の流入が増え続けている。外国人の人口増加に応じて、関連する犯罪も頻繁に起こり、住民の不安が高まっている。

キム長官はこの日、両地域で「犯罪予防環境改善事業に関する住民説明会及び懇談会」を開きながら、「犯罪から国民を安全に守ることは国の基本的責務」とし、「民生治安」が最優先であることを強調した。

この日の行事に参加した南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事も「3年前のオ・ウォンチュン事件の被害者の父親が和解と許しについて語り、再び同じことが繰り返されないようにお願いされた」というエピソードを取り上げ「法務部と警察、地域住民まで、官民が一つとなって安全な大韓民国を作ることに最善を尽くしたい」と述べた。

そこで韓国の法務部は、連続殺人犯など、凶悪犯の再犯防止のための保護収容制の導入と電子足輪・性衝動薬物治療などで前科者を徹底的に管理して、犯罪から安全な社会を実現する方針だ。

一方、この日、国会法制司法委員会は、法案審査制1小委を開いて殺人の公訴時効を廃止する内容の刑事訴訟法改正案を議決した。改正案は、「人を殺害した罪(従犯は除く)で死刑に該当する犯罪は公訴時効を適用しない」という条項を新設して殺人罪に対する公訴時効を廃止した。
  • ウ・ジェユン記者 / キム・セウン記者
  • 入力 2015-07-21 17:18:20




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