Q.なぜ韓国では刑務所から出所した人に豆腐をあげるのですか?

답변게시판
A. 若いビジネスマンがいました。かつては、会社に銀行で紙幣を数えるときに使う計数器を3台置いておくほどお金を集めました。お酒もすごく飲んで暮らしたそうです。

ところが、最終的には、横領罪で三年も刑務所で暮らすことになりました。後で聞いたら面会にきた人たちに、自分が出所するときには、豆腐を持ってこないようにとお願いしたそうです。

そうです。なぜか刑務所から出てきた人に、豆腐は欠かせない贈り物のようなものになってしまいました。高価でもないから、迎えに出て行った人が買って行くのに負担になりません。

豆腐はBC2世紀頃に中国で初めて作られたという説がありますが、韓国の文献に出てきたもののうち、最も古い内容は高麗末期の性理学者である李穡の牧隠集に出てくる「ナムル粥も長いこと食べたらおいしくないが、豆腐が新しい味を引き立ててくれ老いた体が養成するのに大変良い」という部分です。

世宗実録には、豆腐に関連する興味深い話が残っているほど、昔は高位の人が楽しんでいた食品だったようです。両班たちが屋外でよく泡會、すなわち豆腐パーティーをしたという内容も伝わるほどです。豆腐は、近くの寺で作ってきたそうです。

吳希文が書いた瑣尾錄に豆腐を作ることを拒否した僧を官衙に連れて行って足の裏を叩いたという話も記録で伝わっています。

このような記録を見ると、昔、豆腐は簡単に接することができる食品ではなかったようです。位の高い人の珍味だったわけですね。

とにかく少し(?)貴重な食品なので、官災、つまり官庁や裁判所、警察等に行くような悪いことが起きると厄払いをするために豆腐を食べたといいます。いわば官庁に捕えられたり訴訟に巻き込まれないように予防する意味で豆腐を食べていたのですが、刑務所で出所後に豆腐を食べる習慣もここに由来したと言います。

刑務所で体が弱っただろうから、高タンパク質の食品である豆腐で栄養を補うという意味もあっただろうし、豆腐のようにきれいに暮らしなさいという意味も含まれているでしょう。

米国では出所する人にホットドッグやハンバーガーを買っていくそうです。おそらく刑務所で食べることができない食品であるため、「自由の象徴」のように思われているのでしょう。

小説家の朴婉緒(パク・ワンソ)は、2002年に発行したエッセイ集『豆腐』で「懲役暮らしを俗に豆ご飯を食べるという。豆腐は大豆から解放された状態であるが、再び豆に戻ることができない。となると、豆腐は再び投獄されないようにという呼びかけや念願のようなものではないか」と書いています。

☞ 韓国と日本、中国の豆腐は、ほぼ同じですが、形態や凝固剤、味の評価で若干の違いがあります。

韓国は表面上、どう見ても豆腐であることがわかる程度には豆腐をそのままの状態で料理をしますが、日本や中国は乾燥させたり、揚げたり、凍らせるなど、より積極的に変形しようとします。

朝鮮時代に作られた豆腐はとても固かったそうです。現在の柔らかい豆腐は想像もできないほど固く乾燥させた保存食品として作って、縄で縛って持ち運べるほどだったそうです。豆腐を持っていた人が喧嘩になって豆腐を振り回したという逸話も伝えられています。

  • < 映画『光復節特赦』の一場面 >

  • Lim, Chul
  • 入力 2014-12-30 00:00:00

Copyright O2CNI All rights reserved.

目錄


      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア