A. | (※この記事は「韓国で起きた歴代の航空事故・事件について教えてください。(上)」の続きです。) ▶ 大韓航空機 爆破事件 - 1987年、イラクのバグダッドから出発した大韓航空ボーイング707旅客機がインド洋上空で失踪した事件。韓国政府は北朝鮮の指令による空中爆発という結論を出した。乗客95人、乗員20人全員の遺体を見つることができなかった。調査の過程で中間寄港地であるアブダビ空港から降りた日本人男女の乗客2人がいることを確認し、親子を偽装した彼らを検挙した。検挙直後に青酸カリのアンプルを噛んで自殺を図り男は死亡したが、女はアンプルを奪われたため自殺に失敗した。生き残ったテロリストの金賢姫(キム・ヨンヒ)は特別赦免を受けた後、政府に協力して安全保障講演をしながら生きている。 ▶ 大韓航空803 便墜落事故 - 金浦空港を出発し、バンコク、ジェッダを経てリビアのトリポリに向かうDC 10旅客機が空港に着陸するために接近途中、東滑走路の端3.6キロ前方の地面の障害物と衝突した後、大破した。調査の結果、濃い霧により視程距離が240メートルに過ぎない悪天候の中で無理に着陸を試みたことが事故原因として判明した。この事故で乗客75人と地上で働いていたリビア人4人が亡くなった。 ▶ 鬱陵島観光ヘリ 墜落事故 - 悪天候の中を飛行していた観光用のヘリコプターがパイロットのミスで墜落し、搭乗客20人のうち14人が命を失った。 ▶ アシアナ航空733便 墜落事故 - 1993年7月26日、金浦空港を出発して木浦に到着する予定だったボーイング737旅客機が空港に接近中、近くの山に墜落した。事故当時、木浦空港に強い雨風が吹いており、事故旅客機は3回に渡る着陸に失敗した後、4回目の着陸を試みるために接近途中、レーダーから消えて通信が途絶えた。その後、空港から10キロ離れた山で発見された。事故で乗客116人のうち68人が死亡した。 - 事故当時、現場にいた住民は生存者救助に全力を尽くし、衝撃的な経験をした村の住民は、犠牲者の霊を慰めるためにシッキムグッ(死霊祭)を行ったりした。 - 歌手キム・ギョンホの1枚目のアルバム収録曲である『ぬれぎぬを着せられた子』は、この事故で叔母と甥を失ったキム・ギョンホが、彼らを追悼するために作った歌だという。 ▶ 漢江映画撮影ヘリコプター 墜落事故 - 映画『男の上の女』のワンシーンである船上結婚式を撮影中、主演俳優ピョン・ヨンフンと『演芸街中継』(芸能ニュース番組)チームが搭乗したヘリが近接撮影のために高度をさげる途中、墜落した。乗客のうち5人はその場で亡くなり、俳優ピョン・ヨンフンさんと映画会社の代表は、病院で治療を受けている間に死亡した。 ▶ 大韓航空901便 墜落事故 - 197年8月6日、乗客と乗務員254人を乗せて金浦空港から出発したボーイング747旅客機がグアム国際空港に接近中、墜落して229人が死亡した。この事故は、副機長と機関士の着陸放棄意見を無視して、機長が着陸を強行して起こった事故だと明らかになり、操縦室内に蔓延した権威主義が俎上に載せられた。 - この事故で、金大中前大統領の側近であったシン・ギハ議員も命を失った。この事故でシン議員が死亡していなかったら、韓国の第16代大統領は盧武鉉(ノ・ムヒョン)ではなくシン・ギハだっただろうという言葉が出回るほどの最側近だった。 (※この記事は「韓国で起きた歴代の航空事故・事件について教えてください。(下)」に続きます。) |