A. | 1998年にKBS2で放送された特撮物があります。タイトルは『地球勇士ベクターマン』。地球を侵略したサタン帝国に対抗する、地球を守る勇士の話です。漫画のようではないですか。そうです。当初、アニメーションとして企画をされたのですが、迫力を高めるために特撮に変更したそうです。 あらすじや撮影技法が少し粗雑ではあったものの、子どもたちにはすごく人気がありました。ベクターマンにはタイガー、イーグル、ベアーの3勇士がいましたが、キ・テヨンはイーグル役を務めました。ベクターマンが2年ほど放映されるあいだに登場した地球勇士の中で、キ・テヨンが1番ハンサムだとして、子どもたちの間での人気は最高でした。 2011年7月、キ・テヨンとユジンの結婚式でBIGBANGのメンバーTAEYANG(SOL)が祝歌を歌ったのですが、地球勇者ベクターマンの主題歌を改詞した曲で、結婚式場を笑いの海にしました。 そういえば、キ・テヨンはテレビドラマを通じて結んだ縁が格別なようです。ドラマ出演をきっかけに、一生の伴侶にも出会ったからです。 2009年に放映されたMBCドラマ『恋人づくり』で男女主人公を引き受けたキ・テヨンとユジンは、文字通り縁を結びました。ドラマ撮影現場で一目惚れしたのか、2人は1年余りの交際後に結婚にゴールインしたのです。 結婚4年目の2015年4月、夫婦のもとに娘キム・ロヒが誕生しました。いや、キ・テヨンとユジンの娘の名前がキム・ロヒ?奇(キ)氏でも劉(ユ)氏でもない金(キム)氏?そうです。キ・テヨンの本名はキム・ヨンウ(金容佑)、ユジンはキム・ユジン(金楢眞)で、本来の姓はキム(金)なのです。さらに、本籍も光山金氏で同じだといいます。昔だったら結婚できなかったでしょう。いや、結婚をしてもユジンは戸籍にも上がらず、娘ロヒは法的には母のいない子になっていたでしょう。 『スーパーマンが帰ってきた』への出演は夢にも見れずに。 現在、全国的に83万人程度いる光山金氏の中には芸能人が結構いますが、ヒョンビンとハ・ジョンウ、そしてソ・テジと秘密結婚をしていたイ・ジアが光山金氏です。 キ・テヨンは、元のイメージが貴公子スタイルで、ユジンと縁を結んだドラマでも完璧主義者である医師を演じていましたが、スーパーマンで子どもを育てる姿やおしゃべりをする姿は、まるで子どもを3、4人ぐらい育てたおばさんのようだという評もあります。 ロヒがお母さんに似ているなら本当にきれいになるでしょう。お母さんは子どもの頃から人形のような容貌で、カン・スヨンに似ているという声を聞きながら大きくなり、(最近はオリヴィア・ハッセーと似ていると言いますが)、S.E.Sメンバーとして歌謡界にデビューした当時には妖精だという声を聞きました。 ところが、生まれつきの姿とは裏腹に、小学校に通っていた頃のユジンは、判然とした女丈夫として、「組織やくざの親分」というニックネームまであったのです。当時、男子生徒のいたずらに対抗する女子生徒三銃士がいたのですが、ユジンが大将だったのです。 力が強いので女の子はもちろん、男の子たちにも腕相撲ですべて勝ち、昼休みにお弁当やおかずのふたを開けられない時は、誰もがユジンを探したと言います。担任の先生も含めて。ユジンの腕相撲の実力は芸能人になった後に証明されたのですが、2004年秋夕特集芸能人腕相撲大会でハリスとチェヨンを破り、腕相撲王になりました。 それでもあまりにもきれいなため、男子学生たちの人気を独り占めしたと言います。当時の逸話が1つ伝わっているのですが、クラス代表で一緒に陸上をしていた男子学生が唯一、スパイクシューズを持っていたのですが、とても大事にしていたのか、友人が「履いてみたい」と言っても取り出さず、触れるだけでも怒っていたのに、ユジンがスパイクシューズを貸してほしいと言うとさっと渡しました。おそらく本音は貸すのではなく、あげたかったことでしょう。 このような人気を後にして、グアムに移民したユジンは、高校に通っていた頃、H.O.Tメンバーの画報撮影のために現地に来たイ・スマンの目にとまり、キャスティングされました。
学校の放送部で公演を見ることのできなかった友人のために、次の日の昼休みに公演実況を撮った映像を見せてあげたのですが、歌う合唱団員の姿はほとんど見られず、ほぼピアノ伴奏だけに焦点を当てた映像だったそうです。とにかくこの日、啓聖高校の昼休みは静かだったと言います。お弁当を食べた後、運動場に出てボールを蹴ったり、塀を乗り越え悪いことをしようとする学生もおらず、全校生徒がただピアノ伴奏だけを見つめていました。ユジンがS.E.Sメンバーとしてデビューした後、彼ら学生らがファンになって、アルバムを買ったことでしょう。
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