Q.早死にした韓国の芸能人⑤…まだ疑惑が残っている「歌う詩人」キム・グァンソクの自殺

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A. また、一日遠ざかる
吹き出したタバコの煙のように
小さいだけの僕の記憶の中に
何を満たして生きているのか(下略)

1994年に発表されたキム・グァンソク(金光石)のヒット曲『30の頃に』の歌詞です。

彼は韓国人の人生と感性を甘く表現しました。韓国人は彼の歌でかなり慰められました。軍隊に入隊する時は『二等兵の手紙』、片思いをする時は『愛したけれど』、別れの痛みを噛みしめる時は『忘れなければならないという気持ちで』、ろうそくデモに参加する時は『広野で』を歌って慰安と勇気を得ました。

30歳になる頃には『30の頃に』で、つらい気持ちをなだめました。30歳になって、いや40が越えても、その頃を思い出してこの歌を歌えば自然と目じりに涙が溜まります。

文字どおり歌客、歌う詩人という言葉が似合う歌手キム・グァンソクは30歳頃にファンたちのそばを離れました。満32歳の誕生日を半月ぐらい残した1996年1月6日のことでした

前日、妻と一緒に酒を飲んで寝ついたキム・グァンソクは明け方4時30分頃、麻浦区(マポグ)西橋洞(ソギョドン)ウォンウムビルディングの4階、自宅の居間で電気線で首をくくって亡くなった状態で発見されました。死因は自殺と発表されましたが、尾崎豊の場合のようにキム・グァンソクの死にはまだ解けない疑惑が残っています。

尾崎豊の釈然としない死に婦人、尾崎繁美に疑惑がかけられたように、キム・グァンソクの死にも妻が疑惑の中心に立ちました。

キム・グァンソクの死後、20年後に制作された映画『キム・グァンソク』は、疑惑の火種を生き返らせました。この映画を制作したMBCの解職記者イ・サンホンは「キム・グァンソクの妻、ソ・ヘスンがアメリカで二日目の夜、見知らぬ男と酒を飲んだ」という内容などのキム・グァンソクの日記を公開して、自殺の姿勢とキム・グァンソクの心理状態などの疑惑を提起しました。

ここにキム・グァンソクの音源著作権を相続受けた娘のキム・ソヨンの死亡時点とソ・ヘスンが「娘の死を申告することを知らなかった」と言い、これを知らせなかったことにも疑問が提起されました。

「事実無根の名誉毀損」としながら映画を制作したイ・サンホンを相手に告訴をして、再調査の末に「キム・グァンソクの死因は自殺だ」と再度明らかにしました。 前・現職の監察医は、映画で問題になった死体の位置や自殺方法に対して「十分、自ら命を絶つことができる」と結論を下したし、亡くなる前に、パソコン通信チャットルームなどで「いろんなことがあって憂うつだ」、「幸せな人生が何なのか分からない」と言及した点も確認しました。

捜査機関の結論は確固不動ですが、それでもファンたちの疑惑が静まったわけではありません。 (この問題も尾崎豊の場合とかなり似ています)

亡くなる1年前に開かれたコンサートで「一時、なぜか分からないけど気が重くて苦しかった時があります。本当に『もう生きるのをやめようか?』このようなことも考えて、その時、どうせ生きていくならば楽しみを見つけて生きるべきだと思って作った歌です。『起き上がれ』を歌って退きます」
검은 밤의 가운데 서 있어
한 치 앞도 보이질 않아
어디로 가야 하나 어디에 있을까
둘러봐도 소용없었지

인생이란 강물 위를 뜻 없이
부초처럼 떠다니다가
어느 고요한 호숫가에 닿으면
물과 함께 썩어 가겠지

일어나 일어 나 다시 한 번 해 보는 거야
일어나 일어 나 봄의 새싹들처럼(下略)


黒い夜の中に立っている
一寸の前も見えなくて
どこへ行けばいいのか どこにいるのだろうか
見回しても意味がなかった

人生という川の水の上を意味もなく
浮き草のように漂って
ある静かな湖畔に辿り着けば
水と共に腐って行くだろう

立ち上がれ達上がれ もう一度やってみるんだ
起き上がれ起き上がれ 春の新芽のように(下略)

30年が少し越える短い人生を生きましたが、キム・グァンソクは1989年『待ってくれ』、『君に』などを含んだソロアルバム1集をリリースして初めての個人コンサートを持った後、1000回を越える公演をしました。ファンたちとの直接的な交感を重視する彼の公演には20代の女性ファンはもちろん30代の男性会社員も集まり、ソウルの大学路(テハンノ)を中心に劇場公演文化を定着させるのに大きな影響を及ぼしました。あまりにも公演をたくさんして「またか」というニックネームまで得たほどです。

この遺影写真は映画『8月のクリスマス』のモチーフになりました。

よく公演をした大学路にはキム・グァンソクの歌碑が立てられています。 キム・グァンソクは韓国で最もたくさん追慕コンサートが開かれる歌手の中の一人で、数多くの歌手はまだ彼を尊敬する気持ちを込めて追憶します。

「何度も消そうとしたが…
僕の胸の中の君まで消されるかと思って、もしかしたら君が寂しがると思って
まだ…
手帳の中の君の名前を見るたびに僕は…しばらく息が止まる」

キム・グァンソクと同じ時期に活動した歌手パク・ハッキが残した文です。

キム・グァンソクの暖かい心が表れているエピソードも多いです、コンサートを見に行って缶コーヒーを買ってキム・グァンソクにあげたファンは「お返しできるのは歌しかないです」と言って即席でギターを弾いて歌を歌う姿に感動しました。キム・グァンソクは入隊列車に乗りに行った青年に会って「入隊しますか?」と尋ねて、路上で『二等兵の手紙』を歌ってくれたこともあります。だから彼を忘れることはできません。
  • Lim, Chul
  • 入力 2019-07-17 00:00:00

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