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[FOCUS] SNSで様々なコンテンツを共有することが罪?

SNSで各種コンテンツ不法な回し見が横行 

「500人余りのうち90%に達する450人が未成年者だった。彼らの親の多くが子供の著作権侵害行為についてこれといった問題意識を感じなかった。むしろ、『その程度のファイル1つをやり取りしたことで、子供たちに処罰を云々するのか』というふうだった。」

ドラマCD制作会社A社の代表イ某氏。彼は3ヶ月前、自社コンテンツの違法なファイル共有の問題によりひとしきり騒動を経験した。昨年12月25日、ソーシャルネットワークサービス(SNS)ユーザーが投稿に「メールアドレスを送信してくれたら、某作品のファイルを無料で送る」という文を上げた後からだった。3時間もせずにコメント何百件が殺到した。ほとんど未成年者だった。イ氏は「SNSの投稿一つに数百人が駆けつけて、違法なファイル共有が強行されたのは初めて」とし「数千万ウォンの被害が予想され、法的措置を準備中」とした。

カカオストーリーなどのSNSが、コンテンツの違法なファイル共有の場として悪用されている。著作権の認識が不足している不特定他者の違法なファイル共有行動に著作権者は、なすすべがない。

A社が代表的だ。昨年末、カカオストーリーのユーザー1人がA社で製作・販売しているドラマCDのコンテンツを500人と無断でファイル共有した。ドラマCDは、特定のジャンルの話や、いくつかの小説のプロットを脚色して音声で出力するコンテンツだが、一作品あたり4万~6万ウォンの値で違法なファイル共有の主なターゲットになる。A社の関係者は「一日に3000万ウォンに達する被害を被ることになったわけだ」とし「弁護士と違法なファイル共有者の処罰水位を協議しており、彼らが証拠を隠滅する前に可能な限りの証拠確保に集中している」と述べた。

違法なファイル共有の問題により著作権者が負う被害は莫大だ。一人が5万ウォンのコンテンツを100人に共有すれば、一瞬にして500万ウォンの被害が発生するわけだ。

摘発も容易ではない。SNSメッセージ機能などを活用して、陰性的なファイル共有が行われるためだ。ドラマCD制作会社B社の関係者は、「A社のようにコメントを通じたものは状況捕捉がある程度可能だが、個々のメッセージなどで行われれば摘発が難しく、そのままメーカーの被害につながる」と述べた。

著作権委員会によると、SNS上で行われているコンテンツの違法共有是正勧告数は急増している。2011年には3131件に達したコンテンツの違法なファイル共有に伴う警告と削除・転送ブロックの合計件数は、翌年2万5838件と約8倍に増えた。

昨年は9万9507件で10万件に迫った。問題は、著作権侵害主体の多くが著作権に対する認識が不足している未成年者ということだ。これは、そのまま罪悪感のない著作権侵害の導火線になる。ドラマCDだけでなく、最新の映画やアニメなどの有数のコンテンツも同様だ。

著作権委員会の関係者は「SNS上で行われているコンテンツの違法なファイル共有は制裁が難しく、著作権倫理意識の教育を先行することが重要だ」と述べた。
  • 毎日経済_キム・シギュン記者/パク・ユンイェ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-05 22:43:30




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