解説 | ハングル:핑프 ハングル発音:ピンプ 意味:ちょっと検索すればわかるような質問を投稿する人 解説:フィンガープリンセス(핑거 프린세스、finger princess)の略語、検索すれば簡単に見つけることができる情報も、指一本動かさずに周りの人に聞くことを意味する。意味が拡張して、どんなことも自分でやらずに横にいる人をわずらわせる場合にも使われたりする。 この言葉ができたのは、2013年の始めだ。テレビ放送などに登場し始めたのは昨年のこと。 最初は検索すればすぐに分かるような情報をコミュニティ掲示板に質問として投稿することを非難する性格を持っていた。指がお姫様だから検索するのが嫌なのか、という風にだ。 実際には、少し無理のある言葉だ。70歳であっても知らない事に対しては3歳の子どもに聞くという先人のアドバイスを知っていれば、質問すること事態を悪いこととは言えないだろう。指がお姫様であれば、恥を覚悟でなぜ質問をしたりするだろうか。 コミュニティのメンバーを賢い人だと考えているような、少しは世間知らずな、善良な性格が垣間見えないだろうか。そういえばお姫様も数人を除けば、ほとんど優しくて世間知らずだ。 ピンプは、日本のインターネットで使われている「ググレカス」とほぼ同じ意味だ。 ピンプも「ググレカス」のように些細なことで質問する人を粉砕する威力を持つ言葉だが、今では意味が拡張して、隣の人に「お醤油とって」とちょっとしたお願いをした場合にも適用されるようになった。 昔から、何かと用事を言いつけて来る人に対して韓国では「あなたには手もないの?」と言い返したものだが、今やその言葉が「君には指もないのか?」になってしまったのだ。キーボードを手ではなく、指ではじくため、手から指へと進化(?)したということだ。 |